八重衣

デジタル大辞泉

やえごろも〔やへごろも〕【八重衣】

読み方：やえごろも

地歌・箏曲(そうきょく)。文化・文政（1804〜1830）ごろ、京都の石川勾当(いしかわこうとう)作曲。のちに八重崎検校が箏の手を付けた。百人一首中の衣にちなむ歌5首を四季の順に並べた歌詞で、京風手事物(てごともの)の代表曲。

邦楽古典作品一覧

八重衣

作曲者	石川匂当
曲名	八重衣
曲名カナ	ヤエゴロモ
作曲年
楽器構成	歌、三弦、箏、尺八
楽曲編成
演奏時間	28分58秒
楽譜
音源
委嘱
演奏日	昭和４３年６月５日
演奏者	歌・三弦　阿部桂子、箏　藤井久仁江、尺八　二世青木鈴慕
備考	小倉百人一首より、八重崎検校箏手付
作曲者カナ	イシカワコウトウ
曲名コード	30-b
サウンド
イメージ	準備中
∴	◎

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八重衣

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八重衣（やえごろも）は地歌の曲。手事物である。石川勾当により三味線の曲として作曲され、後に八重崎検校により箏の手付けがされた。『新青柳』『融』と並び「石川の三つ物」と称される。箏は半雲井調子、三絃は本調子。地歌のなかでも複雑な構成と技巧をこらした風格のある大曲とされている。