入湯税収入額の多い市町村
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 21:39 UTC 版)
入湯税の税率は市町村によって異なるが、入湯税を徴収する市町村の9割が標準税率(150円)を採用することから、入湯税収入の多寡は「人気の温泉地」を図る指標の1つとなりうる。以下は2019年(平成31年/令和元年)度決算に基づく、入湯税収入額の多い上位10市町村である。入湯税は989市町村が課税しているが、上位10市町村で日本全体の入湯税収入(224億9773万2千円)の16.4%を占める。 順位市町村名都道府県主な温泉地入湯税(千円)1 箱根町 神奈川県 箱根温泉郷 620,737 2 別府市 大分県 別府温泉郷 465,010 3 熱海市 静岡県 熱海温泉 464,746 4 札幌市 北海道 定山渓温泉 387,698 5 日光市 栃木県 鬼怒川温泉・川治温泉・湯西川温泉・奥鬼怒温泉 366,820 6 伊東市 静岡県 伊東温泉 342,008 7 神戸市 兵庫県 有馬温泉 288,325 8 大阪市 大阪府 なにわ温泉 264,508 9 高山市 岐阜県 奥飛騨温泉郷・飛騨高山温泉 245,368 10 函館市 北海道 湯の川温泉 236,119 以下は2018年(平成30年)度決算に基づく、入湯税収入額の多い上位10市町村である。同年度は992市町村が入湯税を課しているが、上位10市町村で日本全体の入湯税収入(223億6437万6千円)の15.8%を占める。 順位市町村名都道府県主な温泉地入湯税(千円)1 箱根町 神奈川県 箱根温泉郷 683,722 2 熱海市 静岡県 熱海温泉 439,575 3 札幌市 北海道 定山渓温泉 408,322 4 日光市 栃木県 鬼怒川温泉・川治温泉・湯西川温泉・奥鬼怒温泉 384,695 5 伊東市 静岡県 伊東温泉 353,199 6 別府市 大分県 別府温泉郷 320,640 7 神戸市 兵庫県 有馬温泉 277,245 8 高山市 岐阜県 奥飛騨温泉郷・飛騨高山温泉 245,935 9 加賀市 石川県 山中温泉・山代温泉・片山津温泉 233,133 10 函館市 北海道 湯の川温泉 203,679 都道府県別に集計すると、2016年(平成28年)度の入湯税収入が最も多いのは北海道(24.23億円)で、以下静岡県(16.94億円)、長野県(12.70億円)、神奈川県(9.52億円)、群馬県(8.99億円)と続き、最も少ないのは奈良県(0.41億円)である。同年度の地方税収入に占める入湯税の比率が最も高いのは山梨県で0.3%を超え、以下秋田県、長野県、山形県、大分県と続き、最も低いのは埼玉県である。
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