入場行進の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 03:21 UTC 版)
「2012年ロンドンオリンピックの開会式の入場行進」の記事における「入場行進の概要」の解説
各選手団は旗手により先導され、聖火台の一部となる銅の花びらを運ぶボランティアの子供(画面左)と国名・地域名の英語名を示す看板を持った若い女性(画面右)に同伴されて入場行進した。銅の花びらには国名・地域名が刻まれており、その後聖火台をつくるために使用された。看板を運んだボランティアは、(ボランティアに選ばれなかった人たちも含めて)オリンピックのボランティアの写真が印刷された布地で作られた衣装を着た。各国の国旗が到着すると、グラストンベリー・トーの丘を模した丘を取り囲むように立てられた。 オランダ領アンティル選手団は、2010年にオランダ領アンティルが解体されたのを受けてIOCが国内オリンピック委員会 (NOC) の承認を取り消したため、NOCとして入場行進に独立して参加する資格はなくなった。しかし、旧オランダ領アンティルの選手らは、(新たに独立国となったが、まだ国内オリンピック委員会を持たなかった)南スーダンの選手らと共に、オリンピック旗の下、独立参加選手団として独立して入場行進に参加した。 特筆すべき出来事としては、サウジアラビア、カタール、ブルネイから、史上初めて女性選手が出場したことである。 インド選手団は、赤いトップスと青いズボンを着用した女性と一緒にスタジアムに入場したが、この女性は出場選手ではなかった。インドでは、この出来事はメディアの注目を集めたが、ロンドンの担当者はこれを控えめに扱い、その女性はMadhura Nagendraという名前のボランティアで、セキュリティーチェックは受けていたと述べるにとどめた。後に、この女性の身元をバンガロールの大学を卒業したMadhura Honeyだと特定した地方放送局もあった。これについて、インド選手団のMuralidharan Raja代表代理は、大会の主催者に抗議した。
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