入場順の概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/24 03:21 UTC 版)
「2012年ロンドンオリンピックの開会式の入場行進」の記事における「入場順の概要」の解説
慣行により、古代オリンピック発祥の地、及び近代オリンピックの最初の開催国として、ギリシャの選手団が先頭を切って行進した。今大会の開催国であるイギリスは最後に行進した。他の国々は、慣行とIOCの指針に従い、開催国の言語(英語)のアルファベット順に入場した。 大多数の国々は簡潔な名称で入場したが、一部の国はより正式な名称あるいは代替的な名称で入場した。これは、時々政治的問題や呼称問題となることがあるためである。ギリシャとの間に呼称問題があるマケドニアは、"Former Yugoslav Republic of Macedonia'"(マケドニア旧ユーゴスラビア共和国)として入場した。(一般的には台湾として知られる)中華民国は、"Chinese Taipei"(チャイニーズタイペイ)という妥協的な名称と旗の下に、Tの順番が回ってきたときに入場し、"People's Republic of China"としてCの順番で入場した、対立する中華人民共和国(中国)と一緒に入場することはなかった。コンゴ共和国は、単に"Congo"(コンゴ)の名称で入場したが、コンゴ民主共和国は正式名称で入場した。同様に、大韓民国は"Republic of Korea"としてKで入場したが、北朝鮮は"Democratic People's Republic of Korea"の名称で入場した。 British Virgin Islands(イギリス領ヴァージン諸島)はBで入場したが、アメリカ領ヴァージン諸島は単に"Virgin Islands"として、Vで入場した。イラン、ミクロネシア、モルドバ、ラオス、ブルネイ、アメリカ合衆国は、それぞれ、"Islamic Republic of Iran"(イラン・イスラム共和国)、"Federated States of Micronesia"(ミクロネシア連邦)、"Republic of Moldova"(モルドバ共和国)、"Lao People's Democratic Republic"(ラオス人民民主共和国)、"Brunei Darussalam"(ブルネイ・ダルサラーム国)、"United States of America"(アメリカ合衆国)として、みな正式名称で入場した。また、リビアの選手団は、長年の間、カダフィー政権下にあり、"Libyan Arab Jamahiriya"(リビア・アラブ・ジャマーヒリーヤ国)として入場していたが、今回初めて"Libya"(リビア)として入場した。
※この「入場順の概要」の解説は、「2012年ロンドンオリンピックの開会式の入場行進」の解説の一部です。
「入場順の概要」を含む「2012年ロンドンオリンピックの開会式の入場行進」の記事については、「2012年ロンドンオリンピックの開会式の入場行進」の概要を参照ください。
- 入場順の概要のページへのリンク