光学ディスク版、オンライン版、モバイル版
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 18:36 UTC 版)
「ブリタニカ百科事典」の記事における「光学ディスク版、オンライン版、モバイル版」の解説
Britannica Ultimate Reference Suite 2012 DVD は100,000以上の記事が掲載され、通常のブリタニカ、Britannica Student Encyclopædia、Britannica Elementary Encyclopædia から収録されている。さらにこのパッケージには地図、動画、音楽、アニメ、ウェブリンクが含まれている。学習用途または辞書としても使え、メリアム=ウェブスター社提供のシソーラスに関する内容も含まれる。 インターネット上のブリタニカ・オンラインは120,000以上の記事があり定期的に更新されている。日々の情報もあり、ニューヨーク・タイムズやBBCのニュース報道と連動している。2009年の時点では、ブリタニカ社の収入のおよそ60%がネット関係によるものであり、そのうち約15%はオンライン版の購読料であった。2006年の時点では購読は年単位、月単位、そして週単位で可能だった。現在では年単位での購入のみ可能である。学校、大学、図書館向けの特別な料金プランが存在する。記事へのアクセスは無料でも行えるがその場合は先頭の数行が表示されるのみとなる。2007年初頭には、自由に外部サイトから記事にリンクできるようにしている。 2007年2月20日、ブリタニカ社は、携帯電話向け検索サイトを運営するAskMeNowとモバイル版百科事典を共同で行うことを発表した。ユーザーはテキストメッセージを使って質問を送り、それを受けたAskMeNowがブリタニカのコンサイス百科事典を利用して質問に答える。日々の出来事に関する情報をユーザーの携帯電話に直接届けることも計画されている。 2008年6月3日、ブリタニカ・オンラインのコンテンツに対する学術的な投稿を、専門家とアマチュア両方がネットを通じて容易にできるよう(ウィキの精神)にしていく、と発表された。ただし、内容についてはブリタニカのスタッフに監督される。投稿内容が承認されるとその名前はクレジットされるが、その利用権、編集権などは自動的にブリタニカ社に永久的に取り消し不能な形で譲渡されることになる。2009年1月22日、ブリタニカ社社長のジョージ・コーズは、誰もが編集したり追記したりできるようにすると発表した。ブリタニカの編集を望む者は、事前に本名と住所を登録する必要がある。ただしユーザーが行った変更は公表された百科事典には影響を与えず、専門家の記事とは別物として扱われる。公式の記事には Britannica Checked の印がつけられ、ユーザーが作成したものと区別するようになっている。 2010年9月14日、ブリタニカ社は携帯電話用アプリの開発会社Concentric SkyとK-12向けのiPhone製品を共同制作すると発表した。2011年7月20日、ブリタニカ社は Britannica Kids Apps シリーズを Intel AppUp用に開発していると発表した。
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