偽残留日本人と斡旋ブローカーの問題とは? わかりやすく解説

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偽残留日本人と斡旋ブローカーの問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 00:54 UTC 版)

中国残留日本人」の記事における「偽残留日本人と斡旋ブローカーの問題」の解説

無関係中国人残留日本人やその親族として大量に入国させるブローカー存在するブローカー数百万円の手数料を受け取り孤児家族謝礼渡し中国戸籍パスポート偽造し中国人残留日本人であると偽り入国させる2005年9月に、中国陝西省に住む残留日本人女性が、同姓同名で同戸籍を持つ中国人がすでに日本入国しているため、日本への帰国認められないという件があった。この事例では、95年残留日本人騙る中国人女性親族らが入国その後女性帰国したが、親族生活保護受給しつづけるなどして2007年逮捕された。この中国人女性長男が、日本入国するため中国人である母親残留日本人を名乗らせ入国させたという。逮捕されブローカーはこの事例だけで57人の中国人親族として入国させる計画だったという。 残留日本人血縁関係があるとして来日したが、血縁関係証明できず、両親収容されその後国外退去になる事態起きている。例として、妻が残留日本人の子名乗って入国した奈良県在住夫婦が、血縁関係証明できず、大阪入国管理局収容し国外退去処分言い渡し両親中国強制送還された。日本残され夫婦の子2人姉妹在留特別許可求め2009年10月9日千葉景子法相1年間在留特別許可認めた残留孤児総計2700人で、そのうち2476人が、及び残留婦人等の3775人が日本に帰国しているが、残留孤児中国人親族約19000人が日本の援助来日し、更にその数倍の人間自費帰国したといわれる1人孤児数十人の中国人の「親族」がついてくる事も珍しくはない。 2005年には法務省により、残留孤児婦人親族呼び寄せ範囲養子継子にも拡大された。その結果1人残留婦人について中国人夫の連れ子7人と実子8人をはじめひ孫まで総数91人の「親族」が入国した例がある。このケースでは、夫の連れ子3人の親族が、過去別の孤児親族として相次いで偽装入国し強制送還されていた。

※この「偽残留日本人と斡旋ブローカーの問題」の解説は、「中国残留日本人」の解説の一部です。
「偽残留日本人と斡旋ブローカーの問題」を含む「中国残留日本人」の記事については、「中国残留日本人」の概要を参照ください。

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