修訂工程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/31 17:47 UTC 版)
1961年 - 修訂作業を開始。もともと1934年までの2年間で3分の1しかできなかった原稿を、1935年までの1年間で残りの部分を突貫作業で完成させたため、特に後半部分では出典などに関して孫引き・不明確な部分が多く、出版後の問い合わせが多かったこともあり、諸橋としても修訂の必要性を痛感していた。 1965年 - 秋に諸橋、文化勲章を受章。 1966年 - 大漢和辞典の縮写版の刊行を開始(-1968年)。縮写版では、親字の解説の修正の他に、3文字の親字の追加等がなされている。 1968年 - 鈴木一平、大修館の創業50周年を機に経営から勇退(12月)。 1971年 - 鈴木一平が逝去(8月)。 1974年 - 修訂作業を本格化させるため東洋学術研究所を設立。一平の長男・敏夫が大修館の社長に就任(1987年4月逝去)。 1978年 - この頃、大漢和辞典における語彙の不足を実感じていた諸橋が、修訂版の跋文執筆の際に修訂版完成後の増補版の編集を、高弟の鎌田正・米山寅太郎の両名に遺嘱。 1982年 - 諸橋が逝去(12月)。 1984年 - ほぼ全ての語彙の出典を明らかにし、親字の解説も修正した修訂版(全13巻)の刊行を開始(-1986年)。 1985年 - 年末、修訂版最終巻の原稿が完成。25年にわたる修訂作業が一段落するも、なおそれ以降も簡単な修正作業は続けられる。 1989年 - 修訂版から若干の修正を行い、新たに語彙索引を加えた修訂第二版(全14巻)の刊行を開始(-1990年)。
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