使い方・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 02:17 UTC 版)
石や木の実で作られる事もあるが、基本的には紐(きれ・毛糸)で作られる。音が祈りの妨げにならないようにするための配慮であるとされる。 コンボスキニオンはイイススの祈りと呼ばれる祈り(「主イイスス・ハリストス神の子よ、われ罪人(ざいにん)を憐れみたまえ」)とともに、1回祈るたびに指で1個の玉を手繰りつつ用いる。 基本的にはコンボスキニオンは修道院の伝統であり、主に修道士が指導者の指導のもとで用いるものであって、一般信徒がこれを用いる事はあまり無い。ただし一般信徒による使用が禁じられている訳では無い。なお、正教会の主教(総主教・府主教・大主教を含む)は修道士であるため、コンボスキニオンを使用する。修道司祭(掌院・典院を含む)・修道輔祭も同様にコンボスキニオンを使用する。 100個の玉を有するものが基本形であるが、他に300個、250個、50個、33個(イイスス・ハリストスのこの世での生涯の年数)、12個のものなどがある。 コンボスキニオンは祈りの数を数えるためのものではなく、規則的にリズミカルに祈りを繰り返すのを助けるためのものであるとされる。祈りの時、手を使う動作を伴う事で、祈りにより集中でき、中断しなくなるとされる。
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使い方・形状
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/08 07:57 UTC 版)
ロザリオは、聖母マリアへの祈り(アヴェ・マリア)を繰り返し唱える際にその回数を確認するために用いる道具である。ロザリオは手で手繰って祈るもので、文化・地域により受け取り方には多少の差はあるものの、首にかけるものではない。形状としては、小さなものは10個の珠と十字架だけというシンプルなもの、大きなものでは十字架だけでなくキリストの像や「不思議のメダイ」(後述)が付いているものもある。 カトリック教会以外のキリスト教教派においては、プロテスタントのごく一部の教派を除いてロザリオはまず用いられない。正教会にはコンボスキニオン(チョトキ)と呼ばれる数珠状の祈りの用具があるが、ロザリオとは形状や用い方・祈りが異なる。ただし手で手繰って祈ることや、首にかけるなどはしないことでは、ロザリオと共通点がある。なお、コンボスキニオンはロザリオの起源ともされる。
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