併合条約
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 03:41 UTC 版)
「ロシアによるクリミアの併合」の記事における「併合条約」の解説
2014年3月18日に署名された「クリミア共和国をロシア連邦に併合し、ロシア連邦に新たな連邦構成主体を設立することに関するロシア連邦とクリミア共和国との間の条約」の中身は次のようなものである。 条約に調印した日をもって、クリミア共和国(セヴァストポリを特別な地位を有する都市として包括する)はロシア連邦への併合されたものとする。(第1条) クリミア共和国とセヴァストポリ連邦市は、クリミアがロシアへ併合された日をもって、ロシアの新たな連邦構成主体となる。(第2条) ロシア連邦はクリミア共和国とセヴァストポリにおいて母語を維持し、その教育発展を行うことを住民に保障する。クリミア共和国の公用語はロシア語、ウクライナ語、クリミア・タタール語とする。(第3条) クリミア共和国がロシアに併合された日をもって、クリミアやセヴァストポリに恒久的に居住しているウクライナ国民や無国籍の市民はロシア国民となる。ただし、併合から1ヶ月以内に現在の国籍を維持したいと届け出た者はこの限りではない。(第5条) クリミア併合から2015年1月1日までを移行期間とし、経済、財政、法律上などの問題を処理する。(第6条) クリミア共和国とセヴァストポリで徴兵されたロシア市民は、2016年までクリミアとセヴァストポリの領土内で任務につく。(第7条) ロシア連邦の構成主体としてのクリミア共和国とセヴァストポリの政府を発足させるための選挙は、2015年9月の第2日曜日(9月14日)に実施される。それまではクリミアとセヴァストポリの議会が政府機関として引き続き任を担う。(第8条)
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