住専各社
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 15:17 UTC 版)
日本住宅金融 JCBの母体の一つである三和銀行(現:三菱UFJ銀行)系だが、当初は創業者庭山慶一郎の支配色が濃い。三和等の各都市銀行と、東洋信託銀行(現:三菱UFJ信託銀行)、三井信託銀行(現:三井住友信託銀行)の信託銀行2行、横浜銀行、千葉銀行の地方銀行2行が出資し、破綻処理時の融資額は8社中最大である。 住宅ローンサービス 第一勧業銀行、富士銀行(共に現:みずほ銀行)、三菱銀行、東海銀行(共に現:三菱UFJ銀行)、住友銀行、さくら銀行(共に現:三井住友銀行)、あさひ銀行(現:埼玉りそな銀行)が5パーセントずつ出資する。 日本ハウジングローン 日本興業銀行(現:みずほ銀行)と日本債券信用銀行(現:あおぞら銀行)を母体に、末期は大和証券(現:大和証券グループ本社)、日興証券(現:SMBC日興証券)、山一證券(経営破綻)等の各国内証券会社に加え、母体行融資先企業も複数社出資する。 第一住宅金融 現在の野村ホールディングス各社と日本長期信用銀行(現:新生銀行)子会社の日本ランディックの合弁会社である。 住総 当時の信託銀行各社が出資した。 地銀生保住宅ローン 日本生命保険を筆頭に生命保険会社各社と、横浜銀行等の一部地銀が出資する。 総合住金 東京相和銀行(現:東京スター銀行)等の第二地方銀行各行が出資する。 協同住宅ローン 農林中央金庫、JAバンクが出資する。事業性不動産関連融資は早期に撤退し、現在も唯一営業している。他7社と異なり優良顧客を奪取して不良融資紹介する母体行の不存在で損失が桁違いに少なかった、と紺谷典子は自著 に綴る。
※この「住専各社」の解説は、「住宅金融専門会社」の解説の一部です。
「住専各社」を含む「住宅金融専門会社」の記事については、「住宅金融専門会社」の概要を参照ください。
- 住専各社のページへのリンク