企業理念・企業倫理
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 13:52 UTC 版)
「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する」 創業以来、聖徳太子の十七条憲法に基調をなす 「和を以って貴と為す」 の考え方を基本として「事業は人なり、しかも人の和なり」 を掲げた。 1940年、五代目武田長兵衛によって 、社是「規(のり)」が明文化され、「公(おほやけ)に向ひ国に奉ずるを第一義とすること」、「相和(やはら)ぎ力を協(あは)せ互に忤(さから)はざること」、「深く研鑽に黽(つと)めその業(わざ)に倦(う)まざること」、「質実を尚(たっと)び虚飾を慎むこと」、「礼節を守り謙譲を持すること」が明記された。 1999年、企業倫理について、「武田薬品コンプライアンス・プログラム」を策定し、以後、全社に渡り実施している。 2003年4月1日、経営理念を「優れた医薬品の創出を通じて人々の健康と医療の未来に貢献する」とし、また、グローバル化の推進により、この頃から、経営の基本精神として、「タケダイズム」(誠実:公正・正直・不屈)を掲げるようになった。 2013年からは、「Better Health, Brighter Future」を掲げ、「ビジョン2020」を策定、「革新的な医薬品に加え、高品質なブランド・ジェネリック医薬品、ワクチン、一般用医薬品(OTC医薬品)を開発・販売することで、少しでも早く、少しでも多くの人々の願いに応えていく」ことを長期目標とすると発表した。 さらに、2016年からは、「ビジョン2025」に変更し、「タケダは、世界中のあらゆる人々のニーズに貢献しています。タケダイズムを通じ、社会やタケダの医薬品を必要とする方々からの信頼を得ています。機動性とイノベーション、さらに高い品質に支えられ、強固なパイプラインのもと成長し続けるベスト・イン・クラスの製薬企業として認められています。」とする。「バリュー」として、「タケダイズム(誠実:公正・正直・不屈)」を全ての行動の指針とするとともに、4つの重要事項である「Patient(患者さん中心)」、「Trust(信頼関係の構築)」、「Reputation(レピュテーションの向上)」、「Business(事業の発展)」をその優先順位に従って考え、行動や判断の基準とし、また、ビジョン実現のステップを示した「戦略ロードマップ」に基づき、「Value(バリュー)」「People(世界中の人々・仲間)」「R&D(研究開発への挑戦)」「Business Performance(事業の持続的成長)」にフォーカスし、「戦略ロードマップ」の実行により、長期的に、消化器系疾患でのNo.1、オンコロジーにおけるトップ10、中枢神経系疾患および新興国事業での強いプレゼンスを目指す、としている。
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