企業名に関して
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 23:00 UTC 版)
「マクロスシリーズ」に登場する大半のメカデザインを担当したスタジオぬえのスタッフが種々の事情から実在の企業名をもじった架空の企業名を設定したのに対して、「ロボテック・シリーズ」においては、これを解読・復号(デコード)した現実に存在する企業名、あるいはかつて存在した実在企業名を使用している。 現実世界においては、冷戦の終結に伴う大規模戦略兵器の陳腐化にともなう軍縮・軍事予算削減の流れとテロ支援国家の暗躍による国際情勢の変化にあわせて多くの軍需産業の買収や統合合併による再編、あるいは国営企業化がなされたが、「ロボテック・シリーズ」の世界では視聴者の混乱を嫌って、物語の開始設定年代(1999年)での実在企業名の大半がそのまま存続している設定となっている。 この現実世界との相違に関しては、日本版の「マクロスシリーズ」自体が「メタフィクション」であるというシリーズ構成にならい、主要な連続性作品においては、「ロボテック」世界の中での「史実の一部」を表現したもの(「二次的連続性作品」においてはパラレルワールド世界中の史実の解読表現)であると@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}ハーモニーゴールド USA社側は説明している。[要出典] 以下に本記事に登場する開発・製造企業名の解読・復号例を示す。 ヴィッカース plc(ビガース) Vickers plc1977年にヴィッカース・アームストロング社より分離独立し、軍用車輌を開発製造。1999年にロールス・ロイス・ホールディングス社により買収され、2002年に軍用車両部門であるヴィッカース・ディフェンス・システムズはアルヴィス plcへ売却された。そのアルヴィス plc社も2004年にBAEシステムズ社に買収され、BAEシステムズ・ランド・アンド・アーマメンツ社となり、これまで部門の名称として残っていたヴィッカースの名はこのときをもって消滅した。 クラウス=マッファイ・ヴェクマン (クランスマン) クラウス=マッファイ・ヴェクマン (Krauss-Maffei Wegmann GmbH & Co KG, 略称KMW)社は、クラウス=マッファイ社の兵器部門が1999年にヴェクマン(独:Wegmann & Co.)社と合併して設立され、主にレオパルト1(1963年から)、レオパルト2(1973年から)などの主力戦車や、ゲパルトなどの自走砲の生産も行なっている。 コンチネンタル (Continental AG, 略称コンチ)(センチネンタル) 自動車部品製造がおもな産業部門であるが、車輌系兵器の開発にも携わる。航空機エンジン製造部門はテレダイン・コンチネンタルモータース(Teledyne Continental Motors)として「VF-1 バルキリー」の副機(液体ロケットブースター)開発にも関与。 クライスラーグループ(Chrysler Group, LLC) (クラウラー) クライスラーディフェンス社は1982年にジェネラル・ダイナミクス (General Dynamics Corporation、NYSE: GD)社に買収され、現在は「ゼネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ」社としてM1エイブラムス・主力戦車の製造と改良を行っている。
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