代替設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 22:34 UTC 版)
「ボーディング・ブリッジ」の記事における「代替設備」の解説
船体や機体の大きさや駐機位置によってはボーディング・ブリッジが使えないこともあり、その場合はタラップが使われる。また、設備が充実していない地方空港ならびに格安航空会社に対応した「第2次空港(Secondary Airport)」や、大規模空港の格安航空会社専用ターミナルでは、ボーディング・ブリッジを備えていないことがある。 これは、ボーディングブリッジの設置コスト(エプロンに接した幅の広いターミナルビルと専用設備が必須)とそれを反映した利用コストがかかることに加え、出発時にプッシュバックが必要となり、運用コストも上昇するのが嫌われるためである。 また、ワシントンD.C.のダレス国際空港や、メキシコシティのベニート・フアレス国際空港などでは、「モバイルラウンジ(英語版)」と言う、上下動が可能なバスを使いターミナルと飛行機の間を移動することもある。同様な車として、機内食を機内に搬入する「フードローダー車」が存在する。また、車椅子利用者や歩行困難な搭乗客に対して、タラップ・エアステアを使用せずに搭乗するための「パッセンジャーボーディングリフト」(リフトバス)も存在する。 近年は地方空港でもバリアフリー化推進の流れが出てきていて機体付属のタラップを使用せずにPBBを拡大使用出来るような後付けアダプターを開発したり、地上からの乗降時も後付けスロープを別に作成設置して車いすなど身体が不自由な利用者でも利用出来るよう対応を拡充させている。
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