他の芸能との違いとは? わかりやすく解説

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他の芸能との違い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 06:33 UTC 版)

落語」の記事における「他の芸能との違い」の解説

落語再現芸術ありながら演劇舞踏一線を画して考えられるのは、演劇舞踏といった芸能通常扮装ともなって演技されるのに対して落語においては扮装排し、素のままで芸を見せるためである。すなわち落語では、噺家登場人物や話の流れ相応し身なり格好モノ衣装・小道具大道具書割照明・効果音)で表現することはなく、主として言葉仕草によって演出効果をねらう。そのために、落語表現要素は、 噺家の芸に結びつく基本的な要素言葉仕草1.助けるためにその場に応じて何にでも変化できるようなニュートラルな最低限モノ小道具衣装) とに区分することができるのである。これは、素の芸であることを前提とする落語大きな特徴であるといえるだろう。 一人話者聴衆笑わせる芸としては、ほかに漫談挙げられる。しかし、漫談聴衆語りかける話法用いるのに対し落語主として登場人物同士対話によって話が進められてゆくことがひとつの大きな特徴であるといえるマクラ部分を別とすれば落語本筋部分では、必要最小限情景叙述(「地」といわれる部分)と、演出上、話からはなれて緊張を解くなどの目的で、「語りかけ」に戻ることもあるが、主として物語対話成り立っている。 なお、会話少なく、主にいわゆる地の文」で展開される話を「地噺じばなし)」と呼ぶ。地噺の例としては、『紀州』などがある。

※この「他の芸能との違い」の解説は、「落語」の解説の一部です。
「他の芸能との違い」を含む「落語」の記事については、「落語」の概要を参照ください。

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