他の『駿河城御前試合』『武魂絵巻』関連の人物
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「がま剣法」の関連の人物については、上記#舟木道場関係者も参照。 月岡雪之介(つきおか ゆきのすけ) 『駿河城御前試合』の一遍「峰打ち不殺」の主人公。峰打ち不殺剣。の使い手。2人の掛川藩士の報復に遭い、木の幹に縛り付けられ山中に放置されたいくと伊良子が野犬に襲われそうになったところを救出する。原作と同様の優男で、盲目になってから再び修業に励む伊良子と献身的にその世話をするいくを、時には刀を抜いて向かい合い共に鍛錬をし、見守っていた。 後に駿府の自宅で藤木と三重の身柄を預かることになったが、同時にいくの身柄も預かっていたため3人を出会わせてしまい、邸内で殺し合い寸前の一触即発の事態を招いてしまう。そのため、自分の力量では2人は預かれないと諦め、わずか1日で笹原に2人を預けた。 笹原修三郎(ささはら しゅうざぶろう) 宝蔵院流槍術徳川家槍術指南役。『駿河城御前試合』の一遍「がま剣法」の重要人物。徳川忠長の馬廻役であった若年時に蛇の舌を槍で貫く神技を見せ「笹原の舌切り槍」の異名を持つ。 邸宅に多数の浪人者を住まわせており、浪人の腕前、人品骨柄を見極めて仕官を推挙している。月岡に代わって、御前試合前の藤木と三重を預かる。 その肩書に違わぬ技量を誇り、隻腕となった藤木と手合わせした際は、駿府城で見た伊良子の逆流れを槍で再現し、藤木を一撃で昏倒させた。 立身出世さえ望まずただ伊良子を討つことのみを目的として生きる藤木の身を心底案じており、藤木が死の淵から生還した際には落涙して喜ぶなど作中でもかなりの良識人として描かれているが、一方で罪無き浪人者を主君と上役の命じるままに処罰する「傀儡」としての面も垣間見せている。 笹原権八郎(ささはら ごんぱちろう) 修三郎の従兄弟にあたる槍の名手で、兵馬・数馬の親友。人品が原作と大きく異なり、蛇を思わせる風貌と鋭敏な嗅覚を持つ怪人物に描かれる。屈木の手口を見破り、槍を用いた「兜投げ」も成功(両断ではなく貫通)させて千加と婚約を結ぶ。以降は若党の左助に槍を常備させ襲撃に備えたが、屈木の奇襲で槍を封じられて敗れる。 座波間左衛門(ざなみ かんざえもん)、磯田きぬ(いそだ きぬ) 『駿河城御前試合』の一遍「被虐の受太刀」の登場人物。共に顔見せのみの登場。 五位鷺志津馬(ごいさぎ しづま) 南條範夫の長編小説『武魂絵巻』の主人公。 大名がことごとく徳川幕府の転覆のための兵を出せないことを忠長に報告する。
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