人民民主主義国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 07:56 UTC 版)
中華人民共和国 1949年-「新民主主義論」も参照 中華人民共和国憲法第1条では「中華人民共和国は労働者階級の指導による労農同盟を基礎とした、人民民主独裁の社会主義国家である」と規定。中国語:「中华人民共和国是工人阶级领导的、以工农联盟为基础的人民民主专政的社会主义国家」 建国当初の中華人民共和国は中国共産党と民主諸党派の参加する全国政治協商会議を最高決議機関としていた。その後、共産党員と中国人民解放軍軍人で占められる全国人民代表大会が最高決議機関とされ、政協会議は諮問機関に位置づけられる。当初は百花斉放期をピークとして民主諸党派の活発な言論活動が見られたものの、反右派闘争以降の民主諸党派の活動は低調である。現在、民主諸党派の主要幹部は共産党との二重党籍を有する。 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮) 1948年-朝鮮民主主義人民共和国社会主義憲法第12条で「国家は、階級路線を堅持し、人民民主主義独裁を強化して、内外の敵対分子の破壊策動から人民主権と社会主義制度をかたく守る。」と規定。朝鮮労働党の衛星政党として朝鮮社会民主党と天道教青友党が存在し、形式上は複数政党制であるが、指導政党は朝鮮労働党の一党独裁制である。 ラオス人民民主共和国 1975年-ラオスはラオス人民革命党の一党制だが、憲法の前文に「この憲法は、我が国の人民民主主義に基づく憲法である。」と記載。
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