交信の形態
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/09 15:11 UTC 版)
CQ呼び出し 交信する相手局を特定しない呼び出しである。CQの後に地域名やDX(遠距離通信)を付けることで相手局の範囲を指定することがある。基本的にどの周波数帯でも行われるが、慣習的に特にCQ呼び出しの多い周波数もある。周波数が他局に使用されておらず、かつ他局に混信、妨害を与えないことを十分に確認したのち、CQ呼び出しを行う。 特定局の呼び出し 相手局の呼出符号を指定して呼び出す交信。周波数帯によっては呼出周波数(メインチャンネル)が定められており、応答を確認したのちに別の周波数(サブチャンネル)に移動する。中継局を用いる場合の交信もこれに準ずる。呼出周波数の無い周波数帯あるいは電波型式の場合は、あらかじめ周波数を決めておく必要がある。トーンスケルチと呼ばれる機器を用いて、特定の局の呼出し以外を受信しないようにする機能もある。 オンエアミーティング、ロールコール 複数の局が同じ周波数で交信に参加するもの。取りまとめを行うキー局にあらかじめ参加の意思表示(チェックイン)を行い、キー局の指示に従って応答する。 ラグチュー いわゆる雑談。仲間同士の会話はもちろん、初対面の相手でもラグチューに進展する場合がある。他に交信を希望している局がいないか、あるいは他局に妨害を与えていないか注意を払う必要があるため、144MHz帯や430MHz帯では、送信の最初に「了解」などと言ってから一瞬だけ受信に切り替え、他局の割り込みがないかを確認する習慣がある。 スプリット運用 特に外国との交信では、多数の局の応答が予想される場合や、自局と相手局で送信が許可されている周波数が異なる場合に、送信と受信を異なる周波数で行なうスプリット運用を行なう場合がある。
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