井口駅 (広島県)とは? わかりやすく解説

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井口駅 (広島県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/31 01:14 UTC 版)

井口駅*
ホーム(手前が広電宮島口方面)
いのくち
Inokuchi
M25 商工センター入口 (0.6 km)
(1.2 km) 修大協創中高前 M27
所在地 広島市西区井口明神二丁目1-16[1]
駅番号 M26
所属事業者 広島電鉄
所属路線 宮島線
キロ程 4.8 km(広電西広島(己斐)起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度-
1,019人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1924年大正13年)4月6日
  • 1日当たりの乗車人員は、年間乗車人員を日数で除することで算出した参考値
  • * 開業時の駅名は「井ノ口」
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井口駅(いのくちえき)は、広島県広島市西区井口明神二丁目にある広島電鉄宮島線である。駅番号はM26

歴史

1924年大正13年)4月開業[2]。宮島線の草津町駅から廿日市町駅までの区間が開通した際に設けられた4つの中間駅のうちの1つである[3][4]。開業当初は「井ノ口」と表記されていた[5]

年表

駅構造

井口駅配線図

商工センター入口駅

西広島方面ホーム
宮島口方面ホーム

修大協創中高前駅

2面2線の地上駅[8]。互いのホームは斜め向かいにずれて位置している[9]。路線の起点から見て手前にあるのが広電西広島(己斐)駅方面へ向かう上りホーム、奥にあるのが広電宮島口駅方面へ向かう下りホームで[8][9]、両ホームの間には踏切が設置されている。すなわち上下線とも電車は踏切を過ぎてからホームに停車するようになっている。駅がこのような構造となったのは1982年(昭和57年)からのことで、客が電車に乗ろうと踏切を無理にくぐってホームへ渡るのを防ぐための措置であった[7]

上りホームの広電西広島寄りには、かつて宮島線で運行されていた鉄道車両専用の高床ホームが残されている[8]。下りホームは2011年(平成23年)に改修され、広電宮島口方向へホームが延長された[10]。合わせて手すりとスロープが備え付けられ、バリアフリーに対応している[10]

利用状況

以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。1日平均乗車人員データは、年度毎の乗車総数を365(閏年は366)で割った値を小数点2位を丸めて小数点1位の値にした物である。広島電鉄のデータは1,000で丸めて提供されているので、1年毎ではプラスマイナス500の誤差があり、1日当たりでは1.4人程度の誤差が発生する。

年度 1日平均
乗車人員
1年毎
乗車総数
1年毎
定期
1年毎
定期外
出典
1998年(平成10年) 1,545.2 564,000 179,000 385,000 [統計 1]
1999年(平成11年) 1,357.9 497,000 163,000 334,000 [統計 1]
2000年(平成12年) 1,345.2 491,000 156,000 335,000 [統計 1]
2001年(平成13年) 1,298.6 474,000 151,000 323,000 [統計 2]
2002年(平成14年) 1,254.8 458,000 132,000 326,000 [統計 3]
2003年(平成15年) 1,194.0 437,000 115,000 322,000 [統計 4]
2004年(平成16年) 1,150.7 420,000 119,000 301,000 [統計 5]
2005年(平成17年) 1,180.8 431,000 130,000 301,000 [統計 6]
2006年(平成18年) 1,238.4 452,000 143,000 309,000 [統計 7]
2007年(平成19年) 1,264.3 463,000 155,000 308,000 [統計 8]
2008年(平成20年) 1,274.8 465,000 156,000 309,000 [統計 9]
2009年(平成21年) 1,134.2 414,000 141,000 273,000 [統計 10]
2010年(平成22年) 1,147.9 419,000 135,000 284,000 [統計 11]
2011年(平成23年) 1,185.8 434,000 136,000 298,000 [統計 12]
2012年(平成24年) 1,164.4 425,000 131,000 294,000 [統計 13]
2013年(平成25年) 1,150.7 420,000 122,000 298,000 [統計 14]
2014年(平成26年) 1,134.2 414,000 122,000 292,000 [統計 15]
2015年(平成27年) 1,135.6 416,000 125,000 291,000 [統計 16]
2016年(平成28年) 1,164.4 425,000 133,000 291,000 [統計 17]
2017年(平成29年) 1,117.8 408,000 138,000 270,000 [統計 18]
2018年(平成30年) 1,068.5 390,000 137,000 254,000 [統計 19]
2019年(令和元年) 1,019.1 373,000 124,000 249,000 [統計 20]

駅周辺

西部埋立第二公園内に残る小己斐明神

駅前後は西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線との並走区間。下りホームの南側すぐ横には国道2号(宮島街道)も走っている。

駅の北側は旧井口村地区であり、井口鈴が台井口台などの住宅街が広がる典型的なベッドタウンである。南側は1970年代以降、広島市西部開発事業により埋め立てられた土地である[3][8]。それまでは国道の南側が海岸線であった[8]。駅の南にある西部埋立第二公園の中には、埋め立て前の海に存在した小己斐明神(男明神島)という小島がそのまま残されている[3][8]。住宅街やその先には商工センターがある。なお、商工センターの最寄り駅は商工センター入口駅およびJR新井口駅である。

隣の駅

広島電鉄
宮島線
商工センター入口駅 (M25) - 井口駅 (M26) - 修大協創中高前駅 (M27)

脚注

出典

本文

  1. ^ 路線・電停ガイド - 宮島線”. 広島電鉄. 2015年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月8日閲覧。
  2. ^ a b 『広電が走る街 今昔』150-157頁
  3. ^ a b c 『広電が走る街 今昔』122-124頁
  4. ^ 『広島電鉄開業100年・創立70年史』72頁
  5. ^ a b 今尾恵介(監修)日本鉄道旅行地図帳』 11 中国四国、新潮社、2009年、39頁。ISBN 978-4-10-790029-6 
  6. ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1924年4月11日(国立国会図書館デジタル化資料)
  7. ^ a b 『広島電鉄開業100年・創立70年史』236頁
  8. ^ a b c d e f 川島令三『山陽・山陰ライン 全線・全駅・全配線』 第7巻 広島エリア、講談社〈【図説】 日本の鉄道〉、2012年、14,87頁。 ISBN 978-4-06-295157-9 
  9. ^ a b 川島令三『全国鉄道事情大研究』 中国篇 2、草思社、2009年、118頁。 ISBN 978-4-7942-1711-0 
  10. ^ a b 第103期中間報告書” (PDF). 広島電鉄. p. 2 (2011年). 2017年3月7日閲覧。

利用状況

  1. ^ a b c 『広島市統計書』平成13年版
  2. ^ 『広島市統計書』平成14年版
  3. ^ 『広島市統計書』平成15年版
  4. ^ 『広島市統計書』平成16年版
  5. ^ 『広島市統計書』平成17年版
  6. ^ 『広島市統計書』平成18年版
  7. ^ 『広島市統計書』平成19年版
  8. ^ 『広島市統計書』平成20年版
  9. ^ 『広島市統計書』平成21年版
  10. ^ 『広島市統計書』平成22年版
  11. ^ 『広島市統計書』平成23年版
  12. ^ 『広島市統計書』平成24年版
  13. ^ 『広島市統計書』平成25年版
  14. ^ 『広島市統計書』平成26年版
  15. ^ 『広島市統計書』平成27年版
  16. ^ 『広島市統計書』平成28年版
  17. ^ 『広島市統計書』平成29年版
  18. ^ 『広島市統計書』平成30年版
  19. ^ 『広島市統計書』令和元年版
  20. ^ 『広島市統計書』令和2年版

参考文献

  • 長船友則『広電が走る街 今昔』JTBパブリッシング〈JTBキャンブックス〉、2005年。 ISBN 4-533-05986-4 
  • 『広島電鉄開業100年・創立70年史』広島電鉄、2012年。 
  • 広島市企画総務局編 『広島市統計書』各年版

関連項目

外部リンク




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