五つの事象と言葉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:29 UTC 版)
物語における重要な5つの事象は時系列に従い、重要な5つの言葉(本作での造語)はその意味を記述する。 閲覧には右をクリック 左近桜 右近橘 五つの事象 七つの楔を抜くことによる禁門の開放と、その結果として混沌と化す常世と現世。 二つの柱が司る旺氣と衰氣と、現世の柱の花と常世の柱の非時の実と、その循環。 現世の柱の再生に必要な、現世の欠片の回収と、人柱という犠牲。 陽龍を倒すための、五方輪の秘法「反剋咒法」の発動と、五神宝珠の真の役割。 不老不死の高天の民、紫微仙、ナミ姫の三者の繋がりと、荒覇吐の真の意味。 五つの言葉 禁門(きんもん) 常世と現世をつなぐ門。日本語では、皇居や、兵により厳重に警護される城郭などの門を意味する。 非時の実(ときじくのみ) 不老不死をもたらす双勾玉の形をした実。『日本書紀』には、「垂仁天皇が晩年に、常世にある非時香木実・非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)という不老不死の実を、田道間守(たぢまもり)に命じて採りに行かせた」という伝承がある。 常世の柱(とこよのはしら) 旺氣を現世へ循環させる、非時の実が生る常世の大樹。伝承される非時香木実・非時香菓が生る常世の木は、橘や蜜柑などの柑橘類とされていることが、『古事記』などに記述されている。 現世の柱(うつしよのはしら) 衰氣を常世へ循環させる、花咲く現世の大樹。京都御所の紫宸殿には、橘(悠久の命を比喩する)と桜(刹那の命を比喩する)が「右近橘、左近桜」として植えられていて、本作の現世の柱が桜を模している事と共通する。 反剋咒法(はんこくじゅほう) 旺氣と衰氣の循環を逆転させる咒法。
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