二番目の国旗『Stainless Banner』とは? わかりやすく解説

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二番目の国旗『Stainless Banner』

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/22 15:47 UTC 版)

アメリカ連合国の国旗」の記事における「二番目の国旗『Stainless Banner』」の解説

連合国星条旗との混同避けるため、1863年5月1日より、国旗を『ステインレス・バナー』(染みのない旗)と呼ばれる旗に変更した縦横比は1:2。明らかな変更点は、南軍旗(後述)のデザイン左上持って来て連合国旗であることを強調したことである。新たな国旗制定に当たり、ほとんどの案が、当時よく知られ人気もあった南軍旗をあしらっていた。この中から、ジョージア州サバンナ新聞編集者作家だったウィリアム・T・トンプソンの案が選ばれた。 「ステインレス」(染みのない、潔白の)というニックネームは、旗の大半占める白い地に由来する。後の国旗法ではこの白い地に対して特に意味を説明しなかったため様々な解釈生まれ、「南部人の一点汚れも無い美徳誇り北部圧制侵略対す独立へ闘志」を意味するともされている。しかしトンプソン最初意図は、白は白人の白であり、「神が定めた有色人対す白人優位を守るために戦う人民にとって、白い旗こそが戦う理由をもっともよく象徴してくれる」というものだった議会で、この白い部分を赤で縁取るのがいいか、青い線を入れるのがいいかという議論出た際、トンプソンは、白地に何かを足すことはデザイン意図妥協加えるものであり反対すると述べている。ウィリアム・ポーチャー・マイルズも、国旗は派手で分かりやすい方がいいので南軍旗のデザイン入れるべきであろうが、同時に国旗可能な限り簡明であるべきであるとして、トンプソンの白い旗の案を支持した自分の案が国旗選ばれると、トンプソン自分新聞で、「この旗は、我々の戦う理由である『優秀な人種と高度な文明が、無知野蛮と戦う』ということをよく表している。同時に今や悪名高いヤンキー野蛮人の旗とまった似ていないことも利点である」と自賛する記事掲載している。 この旗の初使用は、トマス・J「ストーンウォールジャクソン将軍葬儀の際にを覆う旗だったために、「ストーンウォール・ジャクソンの旗」とも呼ばれる。 しかしこれにも欠点があった。戦場の泥で汚れやすいうえに、戦場に風が吹いてない場合、旗が垂れ下がる南軍部分隠されて白い部分多くなりすぎるこのデザインは、降伏白旗とよく見間違えられのである当初好意的に迎えられたこの国旗も、主に軍人たちから「白すぎる」という批判上がるようになった

※この「二番目の国旗『Stainless Banner』」の解説は、「アメリカ連合国の国旗」の解説の一部です。
「二番目の国旗『Stainless Banner』」を含む「アメリカ連合国の国旗」の記事については、「アメリカ連合国の国旗」の概要を参照ください。

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