久井町 (和泉市)とは? わかりやすく解説

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久井町 (和泉市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/01 04:38 UTC 版)

日本 > 近畿地方 > 大阪府 > 和泉市 > 久井町
久井町
町丁
北緯34度25分5.1秒 東経135度27分33.1秒 / 北緯34.418083度 東経135.459194度 / 34.418083; 135.459194
日本
都道府県  大阪府
市町村 和泉市
人口情報2024年09月末日現在[1]
 人口 663 人
 世帯数 338 世帯
面積2023年02月現在[2]
  0.893 km²
人口密度 742.44 人/km²
設置日 1956年(昭和31年)9月1日
郵便番号 594-1142[3]
市外局番 0725(和泉MA[4]
ナンバープレート 和泉
ウィキポータル 日本の町・字
ウィキポータル 大阪府
ウィキプロジェクト 日本の町・字
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久井町(ひさいちょう)は、大阪府和泉市の中部地域[注釈 1]にある町名。
江戸時代には国学者である僧契沖がこの地に居を構えていた[注釈 2]。 現在、住居跡には「阿闍梨契沖の遺跡碑」と「僧契沖遺愛の井戸」が残されている。街の西側にはテクノステージが造成され境を流れる松尾川は整備が進められ、両岸には管理道路や公園が設けられ、散歩コースとして親しまれている。また、川沿いには桜並木が整備されており、春には花見の名所として賑わい、初夏には蛍が舞い、豊かな自然が町民に憩いを与えている[6]

地理

和泉市中部地域の南西部に位置し、周囲を春木町松尾寺町若樫町春木川町テクノステージ、および岸和田市(内畑町、大沢町)と接している。
市内を南北に流れる松尾川が形成する松尾谷[7][注釈 3]の南部にあたる。

河川・ため池

名所・旧跡

  • 僧契沖遺愛の井戸[9]
  • 阿闍梨契沖の遺跡碑[9]

歴史

地名の由来

久井(ひさい)は、その名称が地内前代にある「清泉久井」に由来するとされている[10]

沿革

かつての久井村は1605年慶長10年)の和泉国絵図に見られる村名。
明治に入ると和泉郡[注釈 4]久井村となり、1889年明治22年)には和泉郡松尾寺村・春木村・久井村・若樫村・春木川村の合併により南松尾村が発足し、村域を「大字久井」に改称。「大字久井」に村役場を設置。その後、1896年(明治29年)に郡制の施行により泉北郡に属する。1956年昭和31年)には和泉町、泉北郡北池田村南池田村北松尾村・南松尾村・横山村南横山村の合併により和泉市が発足し「久井町」に改称[11][12]

住居表示

町内全域で住居表示は実施されていない[13]

人口統計

人口と世帯数

2024年(令和06年)09月末日現在の人口と世帯数は以下の通りである[1]

丁目 丁目計 世帯数
久井町 333人 330人 663人 338世帯

年齢別人口

2024年(令和06年)09⽉末⽇現在の年齢別人口は以下の通りである[14]

丁目 0-14歳 15-64歳 65歳以上 丁目計
久井町 41人 341人 281人 663人

※0-14歳は年少人口、15-64歳は生産年齢人口、65歳以上は老年人口を表す。

人口の変遷

国勢調査による人口の推移。

人口
1995年(平成07年)[15]
1,190
2000年(平成12年)[16]
1,170
2005年(平成17年)[17]
1,082
2010年(平成22年)[18]
1,092
2015年(平成27年)[18]
1,000
2020年(令和02年)[18]
923

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移。

世帯数
1995年(平成07年)[15]
255
2000年(平成12年)[16]
255
2005年(平成17年)[17]
246
2010年(平成22年)[18]
261
2015年(平成27年)[18]
266
2020年(令和02年)[18]
275

小・中学校の通学区域

市立小・中学校の通学区域は以下の通りである[19]

丁目 街区 小中一貫校
久井町 全域 和泉市立南松尾はつが野学園

産業事業所数と従業者数

2021年(令和03年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[20]

丁目 事業所数 従業員数
久井町 49箇所 418人

交通

鉄道

路線バス

主な道路

高速自動車国道一般国道一般府道
市道
  • 松尾寺内田線(和泉市18号線)
  • 和泉市道唐国久井線(和泉市21号線)

施設

神社・仏閣・祭事

警察・消防・医療機関

その他

脚注

注釈

  1. ^ 第2次和泉市都市計画マスタープラン地域別構想での区分(北部地域、北西部地域、中部地域、南部地域)に表記を統一[5]
  2. ^ 1669年寛文9年)頃、契沖は当村辻森吉行の招きにより同家に寄宿し、万町村へ移住するまでの約5年間をこの地で過ごした。
  3. ^ 松尾谷の範囲は、箕形町、唐国町、内田町春木町松尾寺町、久井町、若樫町、および春木川町である[8]
  4. ^ 史料により「泉郡」との表記もあるが『日本歴史地名大系、1224頁、和泉郡』によれば、「郡名は泉郡と略記されることが多く、近世の用例は郷帳類をはじめほとんど泉郡である。近代の公的表記は和泉郡が用いられる。」とされている。
  5. ^ 若樫、春木川行の停留所は松尾寺町に所在。
  6. ^ 若樫、春木川行の停留所は若樫町に所在。

出典

  1. ^ a b 2024年09月末現在町別人口”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  2. ^ 大阪府和泉市 (27219) - 国勢調査町丁・字等別境界データセット”. 2024年12月28日閲覧。
  3. ^ 久井町の郵便番号”. 日本郵便. 2025年1月1日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧(令和04年03月01日現在)”. 総務省. 2024年12月28日閲覧。
  5. ^ 第2次和泉市都市計画マスタープラン地域別構想”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  6. ^ 和泉市制施行60周年記念誌』、後半39頁。
  7. ^ 和泉市の地形”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。 “統計いずみ(令和05年版)
  8. ^ 日本歴史地名大系28』、1410頁、箕形村。
  9. ^ a b 契沖特設ページ”. 久井町会. 2024年12月28日閲覧。
  10. ^ 角川日本地名大辞典27』、1030頁、久井。
  11. ^ 日本歴史地名大系28』、1415頁、久井村。
  12. ^ 広報いずみ(2011年08月号)』、14頁。
  13. ^ 住居表示実施地区一覧”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  14. ^ 2024年09月末現在年齢別人口”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  15. ^ a b 統計いずみ(平成22年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  16. ^ a b 統計いずみ(平成28年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  17. ^ a b 統計いずみ(令和03年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  18. ^ a b c d e f 統計いずみ(令和05年版) - 国勢調査 - 町丁別人口の推移”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  19. ^ 和泉市立小学校、中学校及び義務教育学校就学区域”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。
  20. ^ 統計いずみ(令和05年版) - 経済センサス - 産業(大分類)別全事業所数及び従業者数”. 和泉市. 2024年12月28日閲覧。 “政府統計データはこちら
  21. ^ 南海バス路線図・運賃表”. 南海バス株式会社. 2024年12月28日閲覧。
  22. ^ 消防団の組織”. 和泉市消防本部. 2024年12月28日閲覧。
  23. ^ 広報いずみ(2017年04月号)』、13頁。
  24. ^ 広報いずみ(2010年02月号)』、32頁。
  25. ^ 広報いずみ(2015年09月号)』、13頁。

関連項目

参考文献

外部リンク




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