主及び特高
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“主” 何者にも自らを“主”と呼ばせるアヤカシ。圧倒的な力を持つ鬼と呼ばれる類の存在であり、死さえも超越しており、死んでも長い時間をかければ生き返ることができる。詳細は謎に包まれている。人間を掌握するために暗躍しており、現在は内閣総理大臣に身をやつしている。 浦木良隆(うらき よしたか) 見た目は30代半ば、長身痩躯で物腰穏やかな男のアヤカシ。常に笑顔で誰に対しても丁寧語で話す。特高に所属しており、主の忠実な部下である。ブレーンのような役割を果たしており、主のために裏でいろいろと暗躍している。アヤカシならば簡単に再生できるはずだが、左目は白く濁り、めしいていることがうかがえる。容姿を自在に変える能力を持ち、現在はアヤカシ嫌いの人間、内閣府の特異遺伝因子保持生物管理委員会委員長・土屋伸夫(つちや のぶお)として活動している。また、「空渡り」という瞬間移動のような能力を持っており、日本国内ならほぼどこへでも一瞬で移動できる。優樹の父の腹心で、幼い頃から彼女と彼女の母親を世話してきた。優樹に全幅の信頼を置かれているが、主にばれたら殺されるようなこともしており、その行動は“主”以上に謎が多い。 飯田敦彦(いいだ あつひこ) 特別高等治安維持局局長。“主”の部下の一人で、主従関係は浦木よりも長い。人間としての姿を二つ持ち、アヤカシとしての活動は大柄な中年男性の姿をとり、老人の姿では衆議院議員を務めている。鬼と呼ばれる種類のアヤカシで、純粋な力では浦木をも上回る。また戦いにおいては策略などを嫌い、正々堂々と正面から対峙することを好む。かつては勇名をはせたようで、歳をとったアヤカシで飯田の名前を知らないものはいないほどである。優樹を幼い頃から慈しむ一人で、彼女を「お嬢さん」と呼び親しみ、その動向を気にかけている。 ネジ アヤカシで構成された特別高等治安維持局、通称「特高」に所属する“鵺”(ぬえ)と呼ばれるアヤカシ。主を御大と呼び忠誠を誓っている。性別は女性。外見上は乙種指定生物だが、人間よりもはるかに優れた知能を持つ。人間に連れ合いを殺された過去を持ち、復讐の機会を窺っている。いわゆる御人好しの性格であり、他人が困っていたりすると思わず手を貸してしまう。結果的にその性格がネジの命運を分けることになる。
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