中毒を起こす物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 03:26 UTC 版)
ハムスターに食中毒を起こさせる主な化学物質としては、アリルプロピルジスルファイド(ネギ、タマネギ、ニラ、ニンニクの類に含まれる溶血を引き起こす物質)、テオブロミンおよびカフェイン(チョコレート、紅茶、コーヒーなどに含まれる嘔吐・下痢・昏睡を引き起こす物質)、ソラニン(ジャガイモの芽や皮に含まれ、催奇性、嘔吐・下痢などを引き起こすステロイドアルカロイド)、ペルシン(アボカドなどに含まれる中毒物質。嘔吐・下痢・呼吸困難・肺水腫を引き起こす危険のある物質)、アルコール飲料などがある。 卵については、生卵の白身だけ与えるとビオチン欠乏症を発症するが、白身を加熱して黄身と一緒に与えれば同症にならないとされる。 ハムスターにとってゆで卵の黄身は毒性がなく、蛋白源として適量与えてもかまわないとされている(ただし、ゆで卵は腐りやすい餌であるという指摘もなされている)。 2017年には、餌にトウモロコシの比率が高まるとナイアシンが不足し、攻撃性が高まって共食いなどを行うようになるという研究結果が、ストラスブルグ大学の学者らによって明らかになっている。
※この「中毒を起こす物質」の解説は、「ハムスター」の解説の一部です。
「中毒を起こす物質」を含む「ハムスター」の記事については、「ハムスター」の概要を参照ください。
- 中毒を起こす物質のページへのリンク