世界各地の事情
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 05:46 UTC 版)
世界的に、乾燥した地域も多く、そういった地域では、まず水そのものを得る方法を考案しなければならない。井戸はその代表的な技術である。サウジアラビアでは、電力を使って海水の塩分を分離し、飲用水を作り出している。サウジアラビアやイラク等々では、飲用水はガソリンよりも高価である。 日本の上水道は、水道局の関係者が日々水の質を高く保つために努力を積み重ねており、そのため蛇口をひねって出てきた水がそのまま飲める状態に保たれている。これは世界的に見て例外的なことといわれることもあるが、ヨーロッパや米国の、大抵の先進国では水道水はそのまま飲める。ただし硬度が高い場合もあり、そのため[要出典]上質の水源の水を使い、ボトル詰めされたミネラルウォーターを買い飲用とすることも多い。 海外[どこ?]の飲食店(カウンター式の喫茶や「バー」や「スタンド」など)では、客が席についてもコップやグラスに入った水が出てこない地域もある。アメリカでも日本のように客席に座ればコップに入った飲料水を無料で出してくれるが、ヨーロッパでは基本的に有料である。ミネラルウォーターとビールを比較すると、ミネラルウォーターのほうが値段が高いこともある[要出典]。 米国の開拓時代、カウボーイは自分が得た水の水質を信用しきれない場合、それに殺菌防腐効果があるアルコール度の高い酒を加えて飲む、などということも行ったが、殺菌効果が最も高いのはアルコール濃度(重量%)が70から80パーセントの時 で、数パーセントまで希釈されている場合、殺菌効果はあまり期待できない。
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