世界での使われ方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/08 13:44 UTC 版)
OK は英語圏以外でも広く使われている。ヨーロッパではどこでもこの単語は使われ、理解される。ブラジルとメキシコでも OK はよく使われ、英語と同じように発音される。ポルトガルでも英語と同じように発音されるが、オーカイのように聞こえる。 日本では1930年に河原喜久恵の歌謡曲「ザッツ・オーケー」(作詞:多蛾谷素一、作曲:奥山貞吉。映画『いゝのね誓ってね』主題歌)がヒットし、歌詞の「OK」という言葉が流行語になったことで一般に浸透した。この曲が流行する以前は了解・了承を示す砕けた外来語表現には「オーライ」が用いられていた。 日本と韓国では OK (オーケーのほかオッケーと発音されることも多い)の意味はやや狭く、英語の all right に近い意味で使われる。またこれらの地域では、親指と人差指で丸を作り、残りの指を立てて示すボディーランゲージが「OK」の意味で用いられる(OKサイン)。この「OKサイン」の形状や誤解から生じたミームについては後述。 中国では OK に近い単語は「好了」で、外国人と会話するときには OK が「好了」の代わりになる(「了」は状態の変化を表す)。また、OK了は合意ができたことを表す。台湾では OK はよく使われ、若者言葉ではなくなっている(「OK了」や「OK嗎」は「OKですか」の意で、「OK啦」は強い調子の確認になる)。フィリピンでの OK lang は日常的な表現で、「大丈夫です」、「元気です」の意味である。 複数の言語において、パソコンで通知などがあったときに、ユーザがそれについて確認などしたことを表明するボタンの表記が、OK であるものがある(右図)。
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