不敗神話
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2001年3月27日のプロ入り初登板から2006年5月11日まで、107試合に登板しながら1度も敗戦投手にならなかった。そのうち、2006年4月21日の104試合目まではすべて中継ぎでの登板。同年4月27日に先発として初登板し、勝利。続く5月4日、5月11日も先発登板し、勝利をあげる。 当時、楽天の勝率は2割台と圧倒的に低く、このチーム状態で先発3連勝をあげたことは快挙と言える。特に、5月11日の横浜戦では、相手にリードを許した状態で代打を出されながら、チームはそのイニングに一挙6点を取って逆転し、愛敬は勝ち投手の権利を得ている。 しかし、108戦目となる5月17日のヤクルトスワローズ戦(フルキャストスタジアム宮城)で先発したものの、6回4失点と打ち込まれ、チームは1-6と惨敗。ついにプロ入り初黒星を喫した。「プロ入り107試合無敗」は当時のプロ野球歴代2位の記録であり、パ・リーグ最多記録である。 また、初黒星を喫するまでに8勝(2001年に2勝、2002年に1勝、2003年に2勝、そして2006年の3勝)をあげており、プロ初登板後、無傷の8連勝ということになる。これは2015年にリック・バンデンハーク(ソフトバンク)が9連勝で塗り替えるまで稲尾和久(西鉄)と並びこちらもパ・リーグ記録であった。 初黒星を喫した頃のインタビューでは、「(不敗神話が途切れたことについて)それはどうでもいいこと」と述べ、2006年の契約更改時のインタビューでは、負けがついてむしろほっとした、といったニュアンスのコメントを残している。
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