不思議の国の住人達
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 15:28 UTC 版)
「アリス イン ナイトメア」の記事における「不思議の国の住人達」の解説
不思議の国の荒廃によって、住人達もみな恐ろしい姿に変貌している。アリスに協力するものもいれば敵対するものもいる。 チェシャ猫 声:大友龍三郎 アリスの協力者。白ウサギに置いて行かれ困ったアリスに対し、ところどころで現れて助言やヒントを与えてくれる。また初期設定でCキーを押すと呼び出すことができるが、こちらの内容はほとんどが単なる皮肉や格言である。原作同様笑っているものの、全身に刺青、右耳にはピアスをしており、設定上拒食症らしく痩せていて、原作の面影はほとんどない。 白ウサギ 声:中村秀利 大人になったアリスに助けを求め、アリスを再び歪んだ不思議の国へと導いた。常に急いでいるためアリスを置いていってしまう事も少なくない。原作とは違い、かなり怖い顔をしている。 ウミガメ 涙の池で泣いている亀。原作ではニセウミガメという名で登場。公爵夫人に甲羅を取られた上に、スープにされかけた。涙の川にてアリスに甲羅を取り返してほしいと頼む。甲羅を取り返した後は、水中神殿というステージの案内をしてくれる。水中神殿を抜けることが出来ると、甲羅をもらうことができる。原作同様顔は牛で、体は二足歩行の亀。 ビル・マクギル 公爵夫人に仕えるトカゲ。本編ではカメレオンのような姿をしており、公爵夫人を好んではいない。なお原作では白ウサギに仕えている。 トロール・エルダー 本編でアリスに小さくなる薬を作ってくれる小人の老人。 イモムシ 声:坂東尚樹 キノコだらけの森に居る大きなイモムシ。アリスが何をすべきか知っている唯一の住人であり、アリスに大きくなるためのキノコの在処を教えてくれた後も声でアリスを導く。原作同様キノコに座っており水パイプを吸っている。 白の王 声:中村秀利 チェスの国、白の王城にいる王。赤の軍に白のクイーンを取られ、アリスに助けを求める。城内には赤の軍が大量に迫ってきている。アリスにポーンをわたして赤の王を倒すように言う。 ヤマネ(眠りネズミ) 帽子屋に改造されてしまったネズミ。拷問を受けているが、おっとりした眠そうな声でアリスを迎える。帽子屋は自分たちにお茶を飲ませないことを喜んでいる、と思っている。 三月ウサギ 声:坂東尚樹 ヤマネと同じく帽子屋に改造されたウサギ。アリスに助けを求めるが、直後に妙なナゾナゾを出してくる。こちらもヤマネと同様に拷問を受けているが、二人とも最後まで助けることはできない。 グリフォン 声:中村秀利 帽子屋に捕らえられているのをアリスに助けてもらう。そのお礼にアリスを助けジャバウォックの杖の部品をそろえてくれるが、後にジャバウォックによって倒されてしまう。 ハンプティ・ダンプティ ただ座っている。壁から落ちたらしく、割れた頭に触れては悲鳴をあげている。近くを探るといいことが。 トロールたち 炭鉱に住む奴隷。女王を恐れており、みな戦う気力を失くしている。トロールエルダー以外のトロールは、一様に光る珠を背負っている。 狂気の子 本作オリジナルのキャラクター。ガッコウや精神病院にいる狂った少年たち。ヘッドギアをしていたり頭に釘が刺さっていたりと、バリエーションは多い。狂ったような行動ばかりしており、会話することはできない。基本的に無害だが、帽子屋によってロボットへと改造された狂気の子は敵として襲ってくる。アリスが現実世界で見た精神病患者の姿が元になっている。製作者のアメリカン・マギーによれば、アリスと同じく不思議の国を救おうとして失敗してしまった子どもたちの成れの果てだという。
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