上毛電気鉄道デハ160型電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 09:35 UTC 版)
上毛電気鉄道デハ160型電車(じょうもうでんきてつどうでは160がたでんしゃ)[注釈 1]は、かつて上毛電気鉄道に在籍していた電車。1956年(昭和31年)に譲り受けた西武鉄道モハ201形モハ203がその前身で、1960年(昭和35年)に鋼体化改造を施工したものである[注釈 2]。
- ^ 雑誌等では「形」の表記が用いられているが、同社において「型」が公式表記として用いられていることから、本項でもそれに準拠した表記を用いる。
- ^ a b 従来「旧台枠を延長改造して製造された」とされていた同車であるが、旧車体が台枠を残し、かつ機器を全て撤去された状態で西武所沢工場内に放置されている画像が雑誌に掲載されている。撮影日と竣工日の関係から新デハ161が出場した後の撮影であることは明らかで、同車の製造に際しては台枠から新製された、もしくは別の中古台枠を流用して車体を新製したものであろう。
出典:RM LIBRARY30 「所沢車輌工場ものがたり(上)」 P45 - ^ その他、戦災国電2両(モハ50087, クハ65180)と木造国電1両(サハ19057)を購入していたが、いずれも状態の悪さから使用を断念し、前者は東急横浜製作所(後の東急車輛製造)に、後者は上信電気鉄道にそれぞれ譲渡している。
- ^ 大型ガーランドベンチレーターとファンデリアの組み合わせは西武451系等でも例が見られ、本グループの設計に際してそれらを参考としたことが窺える。
- ^ 一般に「カラシ色」と呼ばれた。
- ^ 三菱電機製CB8 231A型もしくはウェスティングハウス製272G8型。いずれも制御電圧が低圧化されたHB制御器である。
- ^ a b いずれも端子電圧750V時一時間定格出力74.6kW/985rpm。
- ^ 現車は直前まで小田急電鉄に貸し出されており、国鉄に返却されることなく直接入線している。
- ^ ただし同車は新製時よりシングルルーフ構造であった。
- ^ このことから現場では同車を「名無しの権兵衛」と称していた。
- ^ 白地に青の濃淡帯が入る現行通勤車塗装と同一のものであった。
- 1 上毛電気鉄道デハ160型電車とは
- 2 上毛電気鉄道デハ160型電車の概要
- 3 その後の経緯
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