三川駅 (新潟県)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/17 15:12 UTC 版)
三川駅[* 1] | |
---|---|
![]()
駅舎(2023年4月)
|
|
みかわ Mikawa |
|
◄津川 (7.4 km)
(4.2 km) 五十島►
|
|
所在地 | 新潟県東蒲原郡阿賀町白崎[2] |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■磐越西線 |
キロ程 | 144.4 km(郡山起点) |
電報略号 | ミカ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線[1] |
乗車人員 -統計年度- |
93人/日(降車客含まず) -2006年- |
開業年月日 | 1913年(大正2年)6月1日[2][3] |
備考 | 無人駅[1] |
三川駅(みかわえき)は、新潟県東蒲原郡阿賀町白崎[2]にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)磐越西線の駅である。
歴史
- 1913年(大正2年)6月1日[2]:鉄道院信越線支線・馬下駅 - 津川駅間開業の際に白崎駅(しろさきえき)として開業[1][3]。
- 1914年(大正3年)11月1日:全線開業にともない、岩越線の駅となる[3]。
- 1917年(大正6年)10月10日:線名改称にともない、磐越西線の駅となる[4]。
- 1973年(昭和48年)12月1日:貨物の取り扱いを廃止[5]。
- 1983年(昭和58年)2月28日:業務委託化[6]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の扱いを廃止[5]。
- 1985年(昭和60年)[1]3月14日:三川駅に改称[5]。駅員無配置駅となる[7](簡易委託化)。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[8]。
- 1991年(平成3年)11月:交換設備を撤去し、棒線化[9]。
- 2000年(平成12年)10月:「停車場文庫」開設[10]。
- 2007年(平成19年)4月1日:無人化[11]。
駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅である[1]。かつては島式ホーム1面2線だったが、駅舎寄りの旧1番線(下り線)の線路は撤去された[1]。ホーム上の待合室にはSLばんえつ物語号運転に合わせて駅名標とベンチが設置された[1]。
かつては阿賀町が受託する簡易委託駅であったが、現在は新津駅管理の無人駅となっている[1][11]。コンクリート造り一部2階建ての駅舎内にはトイレがある。
かつてホームの中央には、墓地を移転させて開業した際に残した松の大木が立っており、「白崎駅の松」として知られていたが、1946年(昭和21年)の落雷によって枯れた[12]。
かつては周辺に位置する三川鉱山(大谷金山)やベントナイト工場の貨物輸送が盛んに行われていた[12]。
-
待合室(2023年4月)
-
ホーム(2023年4月)
利用状況
JR東日本によると、2000年度(平成12年度)- 2006年度(平成18年度)の1日平均乗車人員の推移は以下のとおりであった。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 125 | [利用客数 1] |
2001年(平成13年) | 125 | [利用客数 2] |
2002年(平成14年) | 119 | [利用客数 3] |
2003年(平成15年) | 118 | [利用客数 4] |
2004年(平成16年) | 118 | [利用客数 5] |
2005年(平成17年) | 108 | [利用客数 6] |
2006年(平成18年) | 93 | [利用客数 7] |
駅周辺
- 三川郵便局
- 阿賀町立三川小学校・中学校
- 阿賀町役場三川支所(旧・三川村役場)
- 国道49号
- 新潟県道136号三川停車場線
- 黒い森
- 三川温泉
- 三川温泉スキー場
- 三川観光きのこ園
バス路線
- 路線バス
最寄りの停留所は駅前の「三川駅前」バス停になる。2025年(令和7年)4月1日現在、三川駅 - 赤谷コミュニティワゴンが発着しており、平日のみ運行する[13]。また、このほかに町による福祉バスが各方面から特定の曜日に1便ずつ運行されており、当駅周辺の診療所へのアクセスが図られている。
かつては新潟交通観光バスにより、三川温泉・古岐方面および小花地・津川方面へと向かう路線バスも発着していたが、2025年(令和7年)3月31日をもって運行を終了した[14]。
- 高速バス
駅前すぐの国道49号沿いのバス停からは町・東蒲観光バスの運行する高速バス「阿賀町バス」が発着し、新潟市内の病院などと結ばれる(平日のみ運行。クローズド・ドア制となっており、阿賀町内のみでの利用は不可)[15]。
隣の駅
脚注
記事本文
- ^ a b c d e f g h i 『週刊JR全駅・全車両基地』第50号、朝日新聞出版、2013年8月4日、25頁、2014年10月25日閲覧。
- ^ a b c d “駅の情報(三川駅):JR東日本”. 東日本旅客鉄道. 2025年4月18日閲覧。
- ^ a b c 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、14頁
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、15頁
- ^ a b c 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、519頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ 「国鉄各線CTC化急ピッチ」『交通新聞』交通協力会、1983年3月1日、1面。
- ^ 「通報 ●福知山線石生駅ほか147駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報号外』日本国有鉄道総裁室文書課、1985年3月12日、15-16面。
- ^ 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 6号、17頁
- ^ 「JR東日本新潟、五泉駅に営業所磐越西線を統括」『日本経済新聞』日本経済新聞社、1991年6月30日、地方経済面/新潟、22面。
- ^ 「出足順調、駅の図書館 JR三川駅停車場文庫、先月オープン」『朝日新聞』朝日新聞社、2000年11月11日、朝刊、東京地方版/新潟、29面。
- ^ a b “東日本旅客鉄道(株) 新潟支社からのお知らせ” (PDF). 阿賀町. p. 31 (2007年4月16日). 2019年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年5月11日閲覧。
- ^ a b 『越後の停車場』朝日新聞社、1981年12月、241-243頁。doi:10.11501/12064299。
- ^ “三川駅~赤谷コミュニティワゴン時刻表” (PDF). 町内バス時刻表/阿賀町. 阿賀町. 2025年4月18日閲覧。
- ^ “運行終了のお知らせ” (PDF). 新潟交通観光バス. 2025年4月17日閲覧。
- ^ “高速バス時刻表” (PDF). 町内バス時刻表/阿賀町. 阿賀町. 2025年4月18日閲覧。
利用状況
- ^ “各駅の乗車人員(2000年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2001年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2002年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2003年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2004年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2005年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
- ^ “各駅の乗車人員(2006年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月24日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(三川駅):JR東日本
- 三川駅_(新潟県)のページへのリンク