一門衆・中野家
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中野直由(なかの なおよし) 演:筧利夫 井伊家重臣。井伊家の親族である一門衆。直平、直満と並ぶ反今川派で、小野家とも反目している。 今川の織田攻めには出陣せず、武器の調達や兵站を担当していた。直盛の遺言で、その時点ではまだ唯一の嫡流男子である直親を戦後の難事に晒さないための方策として、代わりに井伊谷を任されることになる。 第12回にて、直親の今川家への謀反の罪の連座から虎松を免除するための条件であった今川家のための戦である飯尾連龍攻めに参陣して討ち死にする。 中野直之(なかの なおゆき) 演:矢本悠馬 井伊家家臣。直由の嫡男。父亡きあとは井伊家の家政に加わる。武芸に長けた武闘派。直虎から「之の字」と呼ばれるようになる。 女である直虎が虎松の後見として立ったことに激しく反発し、また、先例にない沙汰を繰り返す直虎と事あるごとに衝突するが、第15回で直虎が刺客に襲撃され、女である直虎を男として己が闘って護らねばならぬという事態になってからは、本音を言い合いながらもよく仕えるようになる。 六左衛門とは対照的に、疑わしいと感じた者には心を許さない性向をしているが、一旦心を許した場合はその限りではない。政次に対しては父と同様に敵愾心を抱いており、直虎が彼の本心を皆の前で明かした際も疑念を露わにしていたが、彼が近藤康用の罠に落ちたのを目の当たりにしてからは印象を改め、死後には「皆の中でしぶとく生き残っている」と称賛した。 井伊家が取り潰しとなり徳川家傘下として康用が井伊谷を治めるようになると、不本意ながらも井伊谷の民を守るために近藤家に仕える事となる。しかし近藤家の者となっても帰農した直虎の事を相変わらず「殿」と呼ぶなど、良好な関係を維持、武田家が遠江へ攻めてきた際は直虎による井伊谷城の無血開城工作に協力する。 終盤では徳川の希望により万千代配下となる道を直虎に頼まれるが、当初はそれまでに武士として自分なりの折り合いの付け方から「井伊谷の番人」でいたいという希望で断るそぶりを見せながらも、「戦をなくす」という直虎の希望を叶えるために受け入れ、一貫して彼女のために尽くし続けることを「男冥利に尽きる」と表現した。 松下直久(まつした なおひさ) (中野直久 → 松下直久) 演:冨田佳輔(少年期:山田瑛瑠) 直之の弟。幼少期に虎松や亥之助の手習い仲間であった。後に松下家の養子となった虎松が、家康の許しを得て井伊に復姓した後に、跡取りのいなくなった松下家に代わりの養子として直久が入ることとなる。終盤では直政の配下となり松下家の代表として顔を見せる。
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