一筆啓上とは? わかりやすく解説

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いっぴつ‐けいじょう〔‐ケイジヤウ〕【一筆啓上】

読み方:いっぴつけいじょう

簡単に申しあげます」の意で、男子の手紙の書き出しに使う語。「—仕(つかまつ)り候」


一筆啓上

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 06:54 UTC 版)

本多重次」の記事における「一筆啓上」の解説

日本一短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かす馬肥やせ」の一文は、重次が天正3年1575年)の長篠の戦い陣中から妻にあてて書いた手紙である。この「お仙」は当時幼子であった嫡子・仙千代(成重)のことである。なお、手紙原文は「一筆申す 火の用心 お仙痩さすな 馬肥やせ かしく」である。現在、丸岡城内には「一筆啓上碑」があり、福井県坂井市2005年丸岡町三国町春江町坂井町合併して市制を敷く)では旧丸岡町時代平成5年1993年)から「日本で一番短い手紙」を募集している。 また重次は、頑固で他人に厳し人物見られがちだが、この手紙は唯一の息子である仙千代を心配し、自らが留守中に家中取り仕切る妻に「火事気を付けるように、使用人への徹底改めてするように、そして5人の子のうち男子は仙千代だけだから病気気を付け武士にとって戦場で命を預ける馬の世話怠りなくせよ」と妻子気遣う優しさ見え隠れしている。なお、後に仙千代は、豊臣秀吉への人質として秀吉養子となった結城秀康小姓として大坂送られたが、その翌年に重次は仙千代と甥の源四郎(後の本多富正)を無断交代させた。重次の行動は、実子安否出世懸念した(秀康は実父家康疎まれていたので先が危ぶまれていた)とも、不遇のの子出仕させその出世望んだとも解釈できるが、この行動秀吉怒り触れ、重次は家康によって上総国古井戸小糸)(現在の千葉県君津市)3,000石にて蟄居命じられている。さらに、結城秀康越前藩一国68万石与えられると、源四郎こと富正は附家老として39千石与えられた。当時、仙千代こと成重は幕臣として5,000石を与えられていたが、慶長18年1613年)に、秀康の子松平忠直附家老として、越前丸岡4万石与えられる一説には、重次が送り込んだ甥の出世見て実子福井藩にねじ込んだ(なので新参なのに石高が富正より少し高い)とも言われているが、秀康の越前移封よりも前に重次は死去しているのでこの話は成り立たない

※この「一筆啓上」の解説は、「本多重次」の解説の一部です。
「一筆啓上」を含む「本多重次」の記事については、「本多重次」の概要を参照ください。

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