ワンマン体制と側近政治
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 00:54 UTC 版)
「清水義之 (実業家)」の記事における「ワンマン体制と側近政治」の解説
一方、”行内ではワンマン体制を敷き、周囲から側近が幅をきかせ、自由な議論ができていないなどの指摘”もあった。特に関連会社に過ぎない十六ディーシーカード社長(岐阜県立本巣高等学校卒・1985年6月取締役庶務部長、1989年6月常務、1991年6月専務、1994年10月十六ディーシーカード社長・十六銀行OB会長)を中心とする側近政治と度重なる経営への介入は、頻繁な役員交代等の人事や、ディーシーカード(16DCカード)の過度なパワーセールスによって、規模が10倍のUFJ銀行(当時)を差し置き、一時は東海財務局管内で金融機関に対する苦情件数が最多となり、業務改善命令の発動が寸前まで検討された。 融資先においても、清水の長女が嫁いだ総合病院・清水が旅行する際の定宿にしている温泉旅館は最盛期には担当支店の融資残高で過半数を占め、清水と親密関係にある大株主の関連会社であるゴルフ場経営会社(2004年に経営破綻)の会員権(正確にはこの会員権を購入するためのゴルフローン)に関しては、バブル崩壊後も2000年頃まで行員・顧客に対して積極的な勧誘を行っていた。また、最盛期にはこの3先で十六銀行の全融資額の1%強を占めるなど、”頭取銘柄”の扱いはコーポレートガバナンス上の問題を抱える。
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