ロボット長官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 01:20 UTC 版)
「ウルトラセブンの登場怪獣」の記事における「ロボット長官」の解説
第43話「第四惑星の悪夢」に登場。 第四惑星を支配するロボットのリーダー的存在。第四惑星のロボットは本来人間のサポート役として作られたが、その優秀さから瞬く間に人間を追い越し、遂に奴隷としてこき使うようになった。ところが計算の結果、第四惑星の人間が絶滅することが分かり、新しい奴隷として地球人に目をつける。セブン=ダンとソガの乗ったロケット・スコーピオン号をわざわざ第四惑星に誘導し、セブンがいない間に地球侵略を画策するが失敗、逆に地球に向かっていた侵略部隊を含め壊滅させられる。普段は冷静なようだが、機械なので融通が利かず、コーヒーの味が記憶しているデータと多少異なるだけで怒り、コーヒーを入れた秘書・アリー(人間)に罰を与える。後頭部にメンテナンス用の蓋があり、この蓋を開けて頭部に詰まっている機械に油を差す。彼の執務室は凄まじい奥行きをもつ。 同話のシナリオ(原題「人間狩り」)決定稿では「首席」の名で登場。同稿では、ダン・ソガを、彼らをかくまった惑星人とともに捕らえて処刑場に連行するが、ダンがセブンに変身して戦いを挑み始めたのに乗じて武装した第四惑星人の反逆に遭い、ロボット署長と一緒に乗っていた車ごと襲撃される。その際、首席の頭の蓋が外れて部品が飛び出すという、破壊されたことを思わせる描写がなされている。また、決定稿2では完成作品と同様に「長官」となっており、処刑場に出現したウルトラセブンに驚いて署長ともどもジープに乗って逃走を図るが、セブンに踏み潰される。 演:成瀬昌彦 書籍『ウルトラセブンイズム』ではロボットの総称を第四惑星人(ロボット)と記述している。 元々は50体以上の怪獣が登場する準備稿「宇宙人15+怪獣35」が製作予定であったが中止となり、予算の都合から怪獣の登場しないエピソードとして制作された。
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