ロスチャイルドのエッグとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > ロスチャイルドのエッグの意味・解説 

ロスチャイルドのエッグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 16:10 UTC 版)

インペリアル・イースター・エッグ」の記事における「ロスチャイルドのエッグ」の解説

2007年11月競売会社クリスティーズが「ファベルジェの時計」と題してロスチャイルドのエッグ (英語) をオークションにかけると、8900ポンド競り落とされた (手数料込み)。この「時計」は以前1964年発行の L'Objet 1900 ( Maurice Rheims 著) に図版 29として載ったことがあるものの、ファベルジェが納めて以来実物公開されことはな競売先立って2007年10月クリスティーズ開いたモスクワ内覧会初めてその姿を現したのだ。製作は1902年エドゥアール・ド・ロチルド 男爵婚約祝いの品で、時計組み込み正時に卵の頂点が開くとおんどり現われて翼をひろげる仕かけを施してある。クリスティーズロシア美術工芸品部門をまとめるアレクシス・デ・ティーゼンハウセンによると、このときの競売当時史上最高の落札額を付け世界一高価な時計であり、ロシアからの出品初めこれほど高額呼んだ、これら3つの点で意義深いという。それ以前ファベルジェの卵についた最高の落札額は9600アメリカドル2002年取引された「冬」 (1913年製) である。 ロスチャイルドのエッグは2014年12月8日エルミタージュ美術館創設250年記念祝いの席でロシア政府より移管された。授贈式はロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン主催、ロスチャイルドのエッグに加えてファベルジェの作品をもう1点贈りスピーチ述べた。「エルミタージュ贈り物をしたいと思います。カール・ファベルジェ製作の時計、さらにもう1点、卵の時計、これも同じ人物の作品です。時計はかつてアレクサンドル3世マリア・フョードロヴナ成婚25周年記念に作られ、もう1点ロスチャイルドのファベルジェ・エッグと呼ばれてます。今後館内のふさわしい場所に展示されることを期待します」。2015年7月時点でそのファベルジェの卵時計館内展示されていない。 じつはこれらは美術収集家アレクサンドル・イヴァノフ より2014年ロシア政府寄贈されのである2014年12月1日付けイギリスドイツ税務官がイワノフのファベルジェ美術館 (バーデンバーデン) に立ち入り調査行いロスチャイルドの卵をめぐる脱税問題との関係が注目された。 創業家の手離れた「ファベルジェ」というブランドその後所有者変えて2007年10月時点継承者はふたたびファベルジェ家と手を組んでブランド価値高めたい発表した

※この「ロスチャイルドのエッグ」の解説は、「インペリアル・イースター・エッグ」の解説の一部です。
「ロスチャイルドのエッグ」を含む「インペリアル・イースター・エッグ」の記事については、「インペリアル・イースター・エッグ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「ロスチャイルドのエッグ」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロスチャイルドのエッグ」の関連用語

ロスチャイルドのエッグのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロスチャイルドのエッグのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのインペリアル・イースター・エッグ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS