レンジファインダーカメラボディー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:41 UTC 版)
「キエフ (カメラ)」の記事における「レンジファインダーカメラボディー」の解説
初期製品はコンタックスそのものであり、その後も小改良に留まった。 キエフII型(1947年発売) - コンタックスIIそのもの。 キエフIII型(1948年発売) - コンタックスIIIそのもの。 キエフIIa型(1955年発売) - キエフII型の小改良型。シンクロ接点の追加。 キエフIIIa型(1955年発売) - キエフIII型の小改良型。シンクロ接点の追加。 キエフIV型(1957年頃発売) - キエフIIIa型の改良型。外見の特徴として露出計のデザインがコンタックスIIIaに類似するデザインに変更された。特に最初期のキエフIV型の露出計のデザインは上部にT字型のエンボスを持たずにフラットであり、コンタックスIIIaとより酷似している。軍艦部左側の露出計ダイヤルの形状もまたコンタックスIIIaに類似する高さの無いデザインとなった。コンタックスから続く裏蓋のカメラ支持スタンドが廃止された。前期型をType1、後期型をType2と分類する。Type2でシャッタースピードは最速1/1250から1/1000となった。 キエフIVa型(1958年頃発売) - キエフIIa型の小改良型。外見の特徴としてコンタックスから続く裏蓋のカメラ支持スタンドが廃止された。前期型をType1、後期型をType2と分類する。Type2でシャッタースピードは最速1/1250から1/1000となった。 ノーネームキエフ(1963-64年製造) - アメリカ向けに販売された。前面にキエフの文字がないためこの名称で呼ばれるが、製品としてはキエフIVa型そのもの。カメラ裏側に「USSR OCCUPIED GERMANY」の刻印を持つ個体もある。以前はノーネームコンタックスと呼ばれ、コンタックスIIとキエフII型の過渡期の製品と思われていた。 キエフV型(1967年製造?) - パララックスを自動補正するブライトフレームファインダーを装備する。フィルムはレバー巻き上げ、クランク巻き戻し。露出計が内蔵されたため、外見はコンタックスの系統からかなり変化した。内爪マウントは変更されたため従来の内爪マウントレンズはキエフV型用には使用できず、またキエフV型用のレンズは従来のボディーには使用できない。 キエフIVaM型(1970年代後半頃発売) - キエフIVa型 Type2の改良型。前部プレートに傾斜が設けられたのが、外観として特徴。軍艦部各ダイヤルがキエフV型を踏襲して一部黒色塗装となる。シャッタースピードは最速1/1000。 キエフIVM型(1970年代後半頃発売) - キエフIV型 Type2の改良型。前部プレートに傾斜が設けられたのが、外観として特徴。軍艦部各ダイヤルがキエフV型を踏襲して一部黒色塗装となる。シャッタースピードは最速1/1000。
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