ルフトハンザカーゴとは? わかりやすく解説

ルフトハンザ・カーゴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 07:36 UTC 版)

ルフトハンザ・カーゴ
Lufthansa Cargo
IATA
LH
ICAO
GEC
コールサイン
LUFTHANSA CARGO
法人番号 6700150002819
設立 1994年
ハブ空港 フランクフルト空港
焦点空港 ライプツィヒ/ハレ空港
親会社 Deutsche Lufthansa AG
子会社 アエロロジックDHLとの合弁)
保有機材数 19機
就航地 39都市
本拠地 ドイツ連邦共和国フランクフルト
代表者 Carsten Spohr (代表取締役社長
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ルフトハンザ・カーゴ(Lufthansa Cargo)は、ドイツの貨物航空会社である。ルフトハンザグループのグループ会社で、フランクフルトに本拠地を置く。フランクフルト空港を中心に世界的な貨物空輸サービスを行っている他、同じドイツの国際宅配業者であるDHLのサービスをドイツ東部のライプツィヒ・ハレ空港で行っている。またルフトハンザ・カーゴは自社の航空機のみならず、約300機のルフトハンザドイツ航空の旅客機の貨物室を使用した空輸サービスに加えてコンドル航空サン・エクスプレス の貨物輸送も請け負っている。

歴史

ルフトハンザ・カーゴ (Lufthansa Cargo) は、1994年にルフトハンザドイツ航空が自社の貨物部門を独立した会社として分離したことで誕生した。このように旅客と貨物のサービスを分離したのはルフトハンザが世界で初めてであり、既存のGerman Cargo Services社と合併することによって同年11月にサービスを始めた。設立からしばらくの間は世界トップの貨物輸送キャリアとして君臨していたが、現在は大韓航空カーゴエールフランス‐KLMカーゴに抜かれている。

ルフトハンザ・カーゴは非常に革新的な経営戦略を取っているものの将来に向けての戦略が弱いと言われ、かつてJALカーゴSASカーゴ・グループシンガポール航空カーゴが加盟する貨物航空連合であるWOWに加盟していたがその処遇をめぐり混乱状態が続いた後、2009年に脱退している。

2004年にはルフトハンザ・カーゴとDHLが50%ずつ出資し新しい貨物航空会社を立ち上げることに合意し、2007年アエロロジック (AeroLogic) を設立した。アエロロジックは2012年までにボーイング777型機を11機運航に充てる予定で、いままでライプツィヒを拠点にしていたルフトハンザ・カーゴのマクドネル・ダグラスMD-11F型機フランクフルトに戻されたことによりハブはライプツィヒに置かれた。

2021年10月18日、マクドネル・ダグラス社製MD-11は、ニューヨークからフランクフルトに着陸したのを最後に運行を終了した。退役したMD-11は引き続きアメリカのウエスタン・グローバル・エアラインズで使用される。

就航都市

ここにはルフトハンザ・カーゴの自社機による就航地のみを記載しているが、実際にはルフトハンザドイツ航空の旅客機の貨物室も管轄しているため、ルフトハンザの就航都市すべてに対する貨物サービスが可能である。これらの自社運航便以外にもワールド・エアウェイズの貨物便もルフトハンザ・カーゴのサービスとして提供している。

保有機材

現有機材(発注を含む)

退役機材

  • B747-200F/SF
  • DC-8F
  • MD-11F(2021年に全機退役)(最後の1機には特別塗装が施された)(現在はウェスタン・グローバル航空で現役)

事故

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