ワールド・エアウェイズとは? わかりやすく解説

ワールド・エアウェイズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/30 06:26 UTC 版)

ワールド・エアウェイズ
IATA
WO
ICAO
WOA
コールサイン
WORLD
設立 1948年
保有機材数 16機
就航地 様々
(不定期便も運航しているため)
親会社 World Air Holdings, Inc.
本拠地 ジョージア州、ピーチトゥリー
代表者 Charlie McDonald (CEO)
外部リンク http://www.worldair.com/
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ワールド・エアウェイズ (World Airways) とは、アメリカ合衆国ジョージア州、ピーチトゥリーに本社を置く航空会社であった。

定期旅客便と同時に、不定期旅客便も運航していた。

燃料費高騰などを理由に2014年3月27日付で経営破綻となり一旦は消滅したが、同社向け投資会社の発表では長距離LCC会社となって再出発する事になっている[1]

コードデータ

歴史

ワールド・エアウェイズは、1948年に、ベンジャミン・ペッパーとエドワード・デイリーによって設立された。彼らは5万ドルDC-4を保有し、運航を開始した。

その後、DC-6ロッキード コンステレーションを新たに保有した。1960年代になると、他の航空会社と同様、ボーイング707ボーイング727という大型ジェット旅客機を保有し、不定期旅客便を多く運航する。727は貨客両用型の100C型を保有し、1969年から1971年にかけて日本航空にリースしていた。

ベトナム戦争が開戦すると、ワールド・エアウェイズは、軍事輸送などを手がけ、多くの軍事輸送を行う。

ボーイング747-273C (旧塗装)

1970年代には、新たに3機のボーイング747を保有する。この747-200Cのローンチカスタマーで、旅客・貨物転換(または混載)できるコンバーチブル型を意味する200Cであった。ただ、転換に時間がかかる事が災いして生産機数も少なかった。このため同社ではこれ以上の増加も見込めなかった。1980年代に、また新たにDC-10を保有し、定期旅客便の運航を試すが、客不足やローガン国際空港での大破事故(ワールド・エアウェイズ30H便大破事故)などが発生し、定期旅客便の多くは失敗に終わる。結果的には747-200Cを全て売却し、他社などで使用していたボーイングDC-10およびボーイングMD-11で統一してきた。

湾岸戦争が開戦すると、ワールド・エアウェイズは再び軍事輸送を開始し、MD-11を新たに保有する。

ジェット化の実現から運行停止まではDC-10とMD-11という3発エンジンとボーイング747-400BDSFのワイド・ボディ機での機材構成で、不定期旅客便と同時に多くの軍事輸送もおこなっていた。 2014年の運航停止時点では、欧米で捻出したボーイングMD-11と747-400BDSFを所有してきたが軍事輸送から787ドリームライナーを取りそろえたLCCへ転換した例は極めて珍しい。LCC転換後は、ロサンゼルス・マイアミからアジア・中南米などへの路線で再開させる予定。

保有機材

MD-11
DC-8
DC-10

ボーイング製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は73で、正式な型式名は727-173C、747-273Cとなる。

保有機材
機種 保有数 座席数
(ビジネス/エコノミー)
ボーイング747-400 2 Cargo
マクドネル・ダグラス DC-10 3 291 (0/291)
318 (0/318)
マクドネル・ダグラス MD-11 6 323 (27/296)
400 (0/400)
マクドネル・ダグラス MD-11F 9 Cargo

航空事故

脚注

関連項目

外部リンク





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