リトアニアの様々な蜂蜜酒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 04:52 UTC 版)
リトアニアは養蜂が盛んで、バルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の中でミードの醸造所を有する唯一の国でもある。国内でも醸造所はスタクリシュケス地方にある「リエトゥヴィシュカス・ミドゥス(Lietuviškas Midus)」のみで、ハーブを用いたユニークなレシピは1972年にイギリス女王エリザベス2世から特許を与えられ、その後リトアニアの国家遺産に指定されるなどリトアニアを代表する伝統酒となって以降、その知名度がヨーロッパに広まった。中でも現地で人気なのは「スクティニス(Suktinis)」と呼ばれるミードネクター(ミードの蒸留酒)で、リトアニア産ミードに14種のハーブを調合して蒸留した世界的にも珍しいアルコール50%のお酒。イメージとしては甘口のフレーバードウォッカに近く、カクテルベースなどでの汎用性は高いが、現地では当然のごとくショットで飲まれている。こちらも国家遺産に指定され、お祝いの席でよく振る舞われるお酒である。 その他にも、アルコール6%でビールのように冷やして飲むドラフトミード「ミドゥス6%(Midus6%)」、スーパーフードとして近年注目のビーポーレンや蜂蜜健康食品として有名なプロポリスを原料としたリキュール「ビチュウ・ドゥオネレス・リケリス」、樽熟成の蜂蜜ブランデー「ハニーシュナップス(Honey Schnapps)」、アルコール75%の蜂蜜スピリッツ「ジャルギリス(Žalgiris)」など蜂蜜で醸造されるお酒は多岐にわたる。
※この「リトアニアの様々な蜂蜜酒」の解説は、「蜂蜜酒」の解説の一部です。
「リトアニアの様々な蜂蜜酒」を含む「蜂蜜酒」の記事については、「蜂蜜酒」の概要を参照ください。
- リトアニアの様々な蜂蜜酒のページへのリンク