ラントクアルト - クール
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 10:12 UTC 版)
「レーティッシュ鉄道」の記事における「ラントクアルト - クール」の解説
路線長:13.7km 開通年:1896年8月29日 電気方式:交流11kV 16.7Hz 最急勾配:19パーミル 標高:523.4-584.3m 隧道:0箇所 橋梁:1箇所 複線区間トリミス - ウンテルファッツ間(2.3km) ラントクアルトからライン川に沿ってグラウビュンデン州の州都であるクールへ至る路線であり、建設はラントクアルト-クール-テュシス間の路線として行われている。比較的開けた土地を走行するため最急勾配も19パーミルと平坦であり、標高差も61mと小さくなっている。また、この区間はスイス国鉄と並行した路線となっている。 ラントクアルト駅からは食品工場、運送会社などへの、ウンテルファッツ駅からはリサイクルセンターやセメント工場への引込線が設けられており、いずれも並行するスイス国鉄との共用使用のため1435mm軌間と1000mm軌間の三線軌条となっている。なお、ウンテルファッツ駅の貨物取扱量ははレーティッシュ鉄道で最大となっている。 クールはスイス国鉄との共同使用駅であり、再開発により2003年12月6日からバス乗り場も統合した新駅となっている。駅の北西側がレーティッシュ鉄道、南東側がスイス国鉄となっており、駅の北西側および西側には両鉄道の留置線や機関区などが設けられている。また、クール - アローザ線はクール駅の南東側の駅前広場から発着するが、スイス国鉄駅の脇に貨物ホームがあり、スイス国鉄線を横断する連絡線によって本線系統と接続している。 クールはスイス最古の街とも呼ばれ、5000年以上の歴史を持ち、古代ローマ時代などではアルプスを南北に結ぶ交通の要所であり、現在でもエンガディン地方への玄関口となっている。 ラントクアルト市街、中央下寄りに駅と工場が広がる クール市街 クール駅 クール駅の2階はバスターミナルとなっている クール市内にあるレーティッシュ鉄道の社屋
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