ラジオ放送事業の分社化と社内組織の大幅な再編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/07 14:57 UTC 版)
「三村景一」の記事における「ラジオ放送事業の分社化と社内組織の大幅な再編」の解説
MBSメディアホールディングスの代表取締役会長を兼務してからは、ラジオ放送事業をめぐる経営環境の変化などを背景に、ラジオ放送事業の分社化を本格的に検討。2020年(令和2年)の初頭から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大していることなどを背景に、「詳細な地域情報を(リスナーに)提供する身近なメディア」としてのラジオの価値が見直されつつあることも勘案した結果、同年5月28日に毎日放送とMBSホールディングスの取締役会で以下の方針を決議した。 毎日放送のラジオ放送事業とテレビ放送事業および、総務省からの認可の下で保有しているラジオ・テレビ放送免許を、吸収分割方式によって2021年(令和3年)10月1日付で別々の会社に承継させる。 ラジオ放送事業については、毎日放送ラジオ分割準備株式会社 (MBSメディアホールディングスが全額を出資する分割準備会社)を2020年5月28日付で設立。吸収分割契約の締結(同年11月)、放送免許の承継などに関する許認可(2021年9月)などを経て、2021年10月1日付でラジオ放送免許と共に分割準備会社へ承継させる。 毎日放送については、テレビ放送事業とテレビ放送免許を保有したまま、2021年10月1日付でコールサインと商号を変更する。 ラジオ放送事業の承継については、上記の計画の発表後に期日の前倒しを改めて検討した結果、「独立した新しい会社で2021年秋の改編に向けて準備するのが相応しい」として2021年4月1日に繰り上げ。分割準備会社の商号を、同日付で「株式会社MBSラジオ」に変更することも決定した(毎日放送についてはラジオ放送事業の分離後も「株式会社毎日放送」という商号を引き続き使用)。 「MBSラジオ#ラジオ放送事業の分社化計画」も参照 毎日放送では、ラジオ放送事業を統括していた「ラジオ局」を、「株式会社MBSラジオ」への事業承継に伴って廃止。テレビ制作局とテレビ報道局が『ちちんぷいぷい』『ミント!』や国政選挙の開票特別番組(関西ローカルパート)などを共同で制作してきたことを背景に、両局とスポーツ局(スポーツ中継・関連番組の制作を統括してきた部局)を「報道情報局」と「制作スポーツ局」に再編するなど、社内の組織を2021年4月1日付で大幅に改編した。 「毎日放送#ラジオ放送事業の分社化・テレビ単営局化に伴う組織改編」も参照
※この「ラジオ放送事業の分社化と社内組織の大幅な再編」の解説は、「三村景一」の解説の一部です。
「ラジオ放送事業の分社化と社内組織の大幅な再編」を含む「三村景一」の記事については、「三村景一」の概要を参照ください。
- ラジオ放送事業の分社化と社内組織の大幅な再編のページへのリンク