ライバルの存在と影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/13 08:37 UTC 版)
ライバルはしばしば歴史上の事象にその類型が見出される。中国の三国時代における諸葛亮と司馬懿の関係のように、地域の支配権に絡んで北伐で繰り返し武力衝突になるも軍事力が拮抗していたために決着がつかず、その関係もあってか両者とも知恵を絞って戦略を練り、後世に名を残す武将となったケースが見られる。こういった武力衝突の繰り返しが軍事面で発達を促したケースは枚挙に暇がなく、アメリカとロシア、イギリスとフランスのようにさまざまな側面で対抗意識を燃やし、近代史において列強国として名を馳せたケースも挙げられる。 スポーツに目を向ければ、たとえば日本プロ野球発足当初、大日本東京野球倶楽部(現読売ジャイアンツ。巨人軍)が結成されたものの外部に対戦相手がおらず、職業としてのプロ野球団結成が進められた。これに応じる形で発足したいくつかの球団のうち、大阪タイガース(現阪神タイガース)が、強豪選手を擁して巨人軍と好戦を繰り広げ、第二次世界大戦以前のプロ野球界で盛り立てている。第二次大戦後は早い段階で再結成され、非公式の東西対抗戦(1945年11月)を通して戦後野球界の復興に努めた。
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