ヨット単独無寄港世界一周航海とは? わかりやすく解説

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ヨット単独無寄港世界一周航海

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 23:34 UTC 版)

堀江謙一」の記事における「ヨット単独無寄港世界一周航海」の解説

1972年11月12日ヨットマーメイドII』(変形マスト(逆V字マストが船の前部後部1組ずつ立っている)、全長7.25m、幅2.50m)で、東回り単独寄港世界一周目指して、大阪淡輪港出港した。しかし、航海3日目11月14日後部マスト亀裂発生11月17日全てのマスト折損したため航行不能となった11月19日海上保安庁救助要請11月20日巡視船によって曳航され、三重県鳥羽港入港した。 なお、11月14日マスト亀裂判明した際、堀江その旨無線発信しており、それを受信した人が海上保安庁通報したことから、同庁が巡視船数隻や捜索機YS-11捜索開始する事態となった。この時点で、堀江海上保安庁捜索展開しているのを知らなかったその後いたずら思われる無線などもあったため、情報錯綜した。これらの“騒動”があったこともあり、逆V字型の変形マストにも拘らず外洋での訓練不足していたとの批判的な報道いち早く為されたまた、11月20日鳥羽港入港後に行われた記者会見では、まず堀江の「海上保安庁など大変な捜索網を敷いていただき、迷惑をかけて申し訳ない国民皆さんにも心配かけて反省している」という謝罪から始まったその後、「なぜ(11月14日時点で)救助求めなかったのか?」「マスト欠陥があったと思うか?」「船の耐久テスト試験航海かなりやったのか?」など次々と詰問調の質問があった。最後にもう一度世界一周をやるか?」と聞かれ堀江は「このように皆さんに迷惑をおかけしたので、皆さんがやめろと言われれば、やめないわけにはいかない。ただ、僕の本心としては、皆さん理解してもらえれば、もう一回やりたい」と答えた堀江は、そのとき様子を後に「袋叩きにあった」、「コテンパンやっつけられた」と自著書いている。海上保安庁内部では「人命救助大前提だが、個人名誉欲レジャー振り回されるのは御免」という声も出た1973年8月1日ヨットマーメイドIII号』(スループ全長8.80m、水線長7.00m、幅2.80m、船体FRPコートし木製)で、西回り単独寄港世界一周目指して、淡路島生穂港を出港、翌1974年5月4日大阪忠岡港に入港し成功した航海日数275日)。これは、イギリス人のロビン・ノックス・ジョンストンに次いで世界で2人であった。(東回り合わせる3人目である。)この航海について、石原慎太郎から「成功する可能性あり得ないもの」と非難され堀江擁護する本多勝一らとの論争呼んだ

※この「ヨット単独無寄港世界一周航海」の解説は、「堀江謙一」の解説の一部です。
「ヨット単独無寄港世界一周航海」を含む「堀江謙一」の記事については、「堀江謙一」の概要を参照ください。

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