ヤマダフーズとは? わかりやすく解説

ヤマダフーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/05 02:40 UTC 版)

株式会社ヤマダフーズ
YAMADA FOODS Co., Ltd.
本社工場
種類 株式会社
本社所在地 日本
019-1301
秋田県仙北郡美郷町野荒町字街道の上279
設立 1954年9月
業種 食料品
法人番号 7410001008093
事業内容 納豆製造販売業
代表者 代表取締役 山田伸祐
資本金 9800万円
外部リンク https://www.yamadafoods.co.jp/
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匠の味工房 遊心庵

株式会社ヤマダフーズは、秋田県仙北郡美郷町に本社を構える納豆メーカー。

マスコットキャラクターとして、かすりの着物を着た女の子「なっちゃん」がいる。

概要

おはよう納豆のブランド名で親しまれている。ひきわり納豆の製造技術があり、最近はこれまでのひきわり納豆(大豆1粒を6つ程度に割る)よりもさらに細かく(15程度に)挽き割った「超細か〜いきざみ納豆」を販売している。また、納豆業界でもいち早く自社開発菌の研究を行い、より品質にすぐれた商品開発を目指す。ナットウキナーゼ活性の高い納豆菌や、糸引きの弱い納豆菌、臭いを抑えた納豆菌などが商品化されている。

回転寿司や弁当の別添用として使われる業務用納豆では約7割のシェアをもつ。最近は、業務用納豆用に急速冷凍装置を新たに導入し、品質の更なる向上を目指している。

2004年には新工場の『匠の味工房遊心庵』(たくみのあじこうぼう ゆうしんあん)を竣工させ、遊心庵ブランドで豆乳豆腐湯葉などの製造も始めた[1]。最盛期には売上高の12%を占める10億8400万円の年間売上を達成したが、豆乳・豆腐事業単体では一度も黒字化できず、原材料や経費のコスト上昇もあり、2022年9月で豆乳・豆腐の生産を停止することになった[2]。生産設備は納豆加工製品の製造や他メーカー・生産者からの受託加工に転用する[2]

会社沿革

  • 1954年昭和29年)9月 - 仙北郡金沢町字元東根124番地にて山田清助により金沢納豆製造所として発足。 
  • 1968年(昭和43年)3月 - 法人に組織替えし、羽後食品工業株式会社に社名変更。
  • 1971年(昭和46年)10月 - 現在地に第二工場を新築し、移転する。販売網を秋田県全域に拡大。
  • 1974年(昭和49年)10月 - 山形福島への進出を機に高速冷蔵庫を運行し、関東一円に販路拡大。
  • 1975年(昭和50年)8月 - 三階建のプラント工場完成。
  • 1976年(昭和51年)9月 - 東京都足立区鹿浜二丁目3番9号に東京営業所開設。
  • 1979年(昭和54年)10月 - 仙台市宮城野区中野字神明115番8号に仙台営業所開設。
  • 1980年(昭和55年)6月 - 秋田新工場完成。
  • 1982年(昭和57年)6月 - 代表取締役社長に山田清繁就任。
  • 1986年(昭和61年)6月 - CI導入により社名変更。株式会社ヤマダフーズとなる。
  • 1992年平成4年)4月 - 本社ビル完成。新工場増設。無人化合理化工場となる。
  • 1996年(平成8年)6月 - 茨城県牛久市奥原町字塙代1753番地に茨城工場竣工。
  • 2004年(平成16年)10月 - 秋田県平鹿郡平鹿町浅舞字中東144番地に匠の味工房遊心庵竣工。
  • 2013年 (平成25年) - プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスコラボレーションし、東北・関東地方限定で「ねばり勝ち納豆」を販売。
  • 2014年 (平成26年) 4月 - 代表取締役社長に山田伸祐就任。前任の山田清繁は代表取締役会長に就任。

脚注

  1. ^ 納豆以外の食品製造に向けて平鹿町に新工場/ヤマダフーズ」『さきがけonTheWeb』秋田魁新報社、2004年9月9日。オリジナルの2004年9月9日時点におけるアーカイブ。2025年5月5日閲覧。
  2. ^ a b ヤマダフーズ、豆腐と豆乳の生産停止へ 主力の納豆に注力」『秋田魁新報電子版』秋田魁新報社、2022年9月9日。オリジナルの2022年9月9日時点におけるアーカイブ。2025年5月5日閲覧。

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