モノトーンの彩り編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 22:14 UTC 版)
「王様の仕立て屋」の記事における「モノトーンの彩り編」の解説
第二部65-71話(11巻)。黒・白・グレーのモノトーンスタイルがテーマとなる。 チェレスティーノ・バルツァーギ ルポライター。バルツァーギ家の子息。モノトーン編の主要人物。初登場は第二部65話。 バイカースタイルの青年で、実際にバイクに乗り、各地の風景を撮影し記事を書く生活を送る。ジェノヴァでも屈指の貿易商であるバルツァーギ家の出身であることからマッシモとも知り合いで、彼の紹介で織部と出会う。趣味的にも仕事的にも黒の服を好むが度が過ぎること、さらにバルツァーギ家の長老ジャンパオロが黒服に拒否感を持ち、あえて黒服で仕事が失敗するよう仕向けるなどの妨害に合い悩む。そこで織部より提案されたモノトーンスタイルを気に入り、同編のテーマとなる。 ジャンパオロ・バルツァーギ バルツァーギ商会の先代で長老。チェレスティーノの曽祖父。モノトーン編の主要人物。初登場は第二部65話。 御年90の古老で、大戦後の混乱期にも商会を守り切った人物。黒シャツ隊の思い出から、病的なほど黒服を嫌い、曾孫のチェレスティーノが黒服を愛用していることに激怒する。その黒服というただ一点で、チェレスティーノを支援したゼルビーニ家やベリーニ家に喧嘩を売ろうとするほどで、一族からも白眼視され始める。ビジネスでもあまりに頑固な態度に最後は一族の総意で実権を取り上げられてしまう。 実は若い頃ファシスト党に期待し、黒シャツ隊に憧れていたことが黒服嫌いの裏返しであったことが明かされ、最終的に織部の仕立てにより黒タキシードを着て認識を改める。 サブリナ フリーアナウンサー。初登場は第二部67話。 売出し中の美人アナウンサー。北部出身の名家出身で、ファッションにも詳しい。南部(ナポリ)嫌いで、安易な黒系ファッションを酷評したこともあり、ジャンパオロの差し金でチェレスティーノとの対談を担当することになる。しかし、織部のモノトーンのコーディネートや、チェレスティーノ自身のナポリの説明、さらに彼の人となりに好印象を懐き、むしろジャンパオロの思惑を外してチェレスティーノと付き合うようになる。 同編の終盤ではチェレスティーノからプロポーズされこれを受けるも、モノトーンだけの装いでは駄目だと釘を刺す。
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