むさし‐とみよ【武▽蔵とみよ】
ムサシトミヨ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/05 04:17 UTC 版)
学名:Pungitius sp.。定まった学名がない。 関東地方の一部(東京都西部の石神井・井の頭、埼玉県熊谷市・本庄市・川越市、群馬県、茨城県、千葉県)に生息していたことが知られているが、都市化や環境汚染などの影響で生息地が急激に減少していった。20世紀終盤以降、確実に生息が確認されているのは埼玉県熊谷市の元荒川源流域のみである。平成3年に埼玉県が県の天然記念物および「県の魚」に指定した。平成23年には熊谷市が「市の魚」に指定し、熊谷市ムサシトミヨ保護センターを拠点にして、保護下に置いている(推定生息数などの近年における詳細についても同項目を参照)。食性はボウフラや水生昆虫、小さな甲殻類を食べている。身を守るために背には8 - 9本、腹には2本、尻には1本のトゲがあり、体長3.5 - 6cm程。鱗板は尾の付け根部分にある。体色は緑っぽい暗緑色。寿命は短く約1年で、産卵期(3月頃)には婚姻色で体色が少し黒ずむことがある。 絶滅危惧IA類 (CR)(環境省レッドリスト)
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