ミニAM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/11 15:42 UTC 版)
中波で振幅変調して送信すれば、ミニAMとなる。中波をFM放送のVHFと比較すると、 利点としては、直進性が弱いので建物の影にも回り込んで受信でき広範囲に届く。 欠点としては、波長が非常に長いためマッチング(共振)させるためにある程度長いアンテナが必要となる。また、夜間は電離層のE層反射による遠隔地からの電波が到来し昼間より混信が増す。 という特徴がある。送信機は、電子ブロック等の電子回路学習キットや自作回路で組み立てることができるため1970年代頃のラジオ少年達が使っていたが、トランジスタの発振回路に直接に変調をかけた高周波増幅を持たない回路であったため実用性は乏しかった。 ミニFMより事例は少ないが境港市の水木しげるロードで期間限定で行われた「妖怪ラヂオ」がこれである。この送信機は駐車場や店舗など狭小な範囲の放送装置としても利用されている。また、#概要に述べた道路トンネルや地下駐車場でAM放送再送信や割込放送を行うものもあり、八重洲地下街や川崎アゼリアなどの大規模地下街、札幌ドームやナゴヤドーム、都営地下鉄でもAM放送を再送信している。これらの施設内や車両内への輻射という点ではミニAMといえる。 ミニAMは中波を用いるので、トンネルなどの施設では誘導線または螺旋漏洩同軸ケーブルによることができれば、出力を大きくしても高周波利用設備とすることができる。この場合、高周波利用設備許可状を要するが無線従事者は不要である。AMにおいてもこれらの施設が遮蔽されているから地上基幹放送局と同一周波数で再送信できるのであり、都営地下鉄の高架部では実施していない。 なお、路側放送は、10W(1620kHz)又は5W(1629kHz)と微弱電波より大出力で送信するため、警察又はNEXCOなどの道路管理者が特別業務の局の免許を取得し、第二級陸上特殊無線技士以上の無線従事者による管理により行うものでミニAMではない。
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