マーズ (バンド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/28 14:53 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動マーズ Mars |
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出身地 | ![]() |
ジャンル | ノー・ウェイヴ 実験音楽 ポストパンク ノイズロック |
活動期間 | 1975年–1978年 |
レーベル | Rebel Records ZEレコード Widowspeak Atavistic (reissues) G3G (reissues) |
メンバー | サムナー・クレーン マーク・カニンガム チャイナ・バーグ ナンシー・アーレン |
旧メンバー | ルドルフ・グレイ |
マーズ(Mars)は、1975年にサムナー・クレーンが中心となって結成された、アメリカ合衆国のノー・ウェイヴ・バンド[1]。1978年解散。
概要
活動当初はバンド名をチャイナとしていたが、1度ライブを行った後にマーズに改めた。曲調はアンビエント・ミュージックやノイズ・ミュージックなどを混合させたもので、歌詞にシュルレアリストのものを取り入れたり、変則的なドラムパターンを用いるなど実験的な試みを行っていた。メンバー全員、マーズ結成前に音楽経験がないと言われている。
マーズはマンハッタンでライブを20回以上行った。最初のライブは1977年1月にCBGBで行われ、最後のライブは1978年12月にマクシズ・カンザス・シティ(en)で開催された。1979年か1980年にライブEPをリリースしたが、その一年前にバンド自体は解散した。
1978年に、マーズはブライアン・イーノがプロデュースしたコンピレーション・アルバム『ノー・ニューヨーク』に、DNAやティーンエイジ・ジーザス・アンド・ザ・ジャークス、ジェームズ・チャンス・アンド・ザ・コントーションズらと共に参加した。このアルバムはノー・ウェイヴというジャンルが発生する重要なきっかけとなった[2]。
1986年には、リディア・ランチのレーベルから、ライブ音源をまとめたLP『78』が発売された(1996年に『78+』として再発)。このLPはフィータス(a.k.a. J. G. Thirlwell)の手によってリミックスを施されていたが、マーズのメンバーがこのリミックスに不満をもち、2003年にスペインのレコードレーベル、G3G と Spookysound から、新たにスタジオ・レコーディングがなされた音源が発売された[1]。
ボーカルのクレーンは2003年4月15日に、悪性リンパ腫によって亡くなった。またドラムスのアーレンも、心臓手術後の2006年9月17日に亡くなった。
メンバー[3]
- サムナー・クレーン(Sumner Crane) - ボーカル
- チャイナ・バーグ (China Burg) (Constance Burg; a.k.a Lucy Hamilton) - ギター、ボーカル
- マーク・カニンガム (Mark Cunningham) - ベース
- ナンシー・アーレン (Nancy Arlen) - ドラムス
元メンバー
- ルドルフ・グレイ (Rudolph Grey) - ギター
ディスコグラフィ
アルバム
- John Gavanti (1980年、Hyrax) ※John Gavanti名義。クレーン、カニンガム、バーグをフィーチャー
- 78 (1986年、Widowspeak)
- Live Mars 77–78 (1995年、DSA) ※フランス
- 78+ (1996年、Atavistic) ※『78』の再発CD
- Mars LP: The Complete Studio Recordings, NYC 1977–1978 (2003年、G3G/Spookysound) ※コンピレーション。元々はスペイン限定
- Live at Artists Space (2011年、Feeding Tube/Negative Glam) ※1978年5月6日ライブ録音
- Live at Irving Plaza (2012年、Feeding Tube/Negative Glam) ※1978年8月4日ライブ録音
- Rehearsal Tapes and Alt-Takes NYC 1976–1978 (2012年、Anòmia) ※1976年夏及び1978年11月の録音。カセット3本組ボックスセット。限定盤。
シングル・EP
- "3-E" (b/w "11,000 Volts") (1978年、Rebel Records) ※のちにZEレコードから12インチで再発
- Mars (1979年または1980年、Lust/Unlust/Infidelity) ※12インチEP (ライブ)
参加コンピレーション・アルバム
- 『ノー・ニューヨーク』 - No New York (1978年、Antilles/ Island)
脚注
- ^ a b 2004 article about Mars & interview with M. Cunningham
- ^ Marc Masters, (2007) 『No Wave』 London, Black Dog Publishing, pp. 13-14
- ^ Marc Masters, (2007) 『No Wave』 London, Black Dog Publishing, pp. 42-46
外部リンク
「マーズ (バンド)」の例文・使い方・用例・文例
- 軽擦法はラマーズ法出産で用いられている
- ラマーズ法という出産方法
- ファーマーズ・マーケットへようこそ
- それなら,ファーマーズ・マーケットを訪れてみてください。
- ファーマーズ・マーケットはロサンゼルス地区のあちこちの公園や広場で週1,2回,午前中に開催されます。
- 看板にあるように「雨でも晴れでも」トーランスのファーマーズ・マーケットはオープンしています。
- トーランスの公園の駐車場でファーマーズ・マーケットが開かれます。
- 欧州宇宙機関(ESA)は6月2日,カザフスタンから宇宙探査機「マーズ・エクスプレス」を打ち上げた。
- クライマーズ・ハイ
- 小説「クライマーズ・ハイ」の作者である横山秀(ひで)夫(お)氏は,1985年8月12日に世界最悪の航空機墜落事故の1つが日本国内で起きたとき,新聞記者として働いていた。
- NASAの「マーズ・リコネッサンス・オービター」が撮影した画像には,火星の斜面を流れる黒く細い「筋」が写っている。
- セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズは航空宇宙技術を利用してランドロイドを開発した。
- パナソニックと大(だい)和(わ)ハウス工業は先日,セブン・ドリーマーズと共同し,商品化に向けて同ロボットの開発を進めると発表した。
- セブン・ドリーマーズはまた,病院や介護施設向けに特別に設計されたランドロイドのモデルも開発する計画だ。
- 年間最優秀レコード賞はマーク・ロンソンさんとブルーノ・マーズさんによる「アップタウン・ファンク」に与えられた。
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