マクラーレン・M30とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マクラーレン・M30の意味・解説 

マクラーレン・M30

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 21:02 UTC 版)

マクラーレン・M30
M30(モントランブラン、2009年)
カテゴリー F1
コンストラクター マクラーレン
デザイナー ゴードン・コパック
先代 マクラーレン・M29
後継 マクラーレン・MP4/1
主要諸元
エンジン フォードコスワースDFV 2993cc V8 NA ミッドエンジン
燃料 カストロール
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム マールボロチーム・マクラーレン
ドライバー アラン・プロスト
出走時期 1980年
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 1
初戦 1980年オランダGP
出走 優勝 表彰台 ポール Fラップ
4 0 0 0 0
テンプレートを表示

マクラーレン・M30(McLaren M30)は、マクラーレン1980年のF1世界選手権用に製作したフォーミュラ1カー。デザイナーはゴードン・コパック

概要

前作のM29と基本的なスタイルはほとんど変わらないが、シャシーの重心を低くして、さらに剛性が高められるなど細部に手が加えられた[1]。足回りはサスペンションをインボード化し、ブレーキはアウトボードタイプを採用した[2]

M30は1台のみ製作され[3]アラン・プロストがドライブ。ナンバー1ドライバーのジョン・ワトソンはM29Cを引き続き使用した。M30の初出走となった第11戦オランダGPで6位入賞、イタリアGPで7位になる。この後、ジョン・バーナードによって車体が全体的に修正される[4]が、最終戦アメリカGP予選での事故によって破損した[4]

コパックにとって、マクラーレンでデザインを行った最後のF1カーとなった[1]

スペック

シャシー

エンジン

成績

(key)

タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 ポイント 順位
1980 G ARG
BRA
RSA
USW
BEL
MON
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
CAN
USA
11* 7位
8 プロスト 6 7 Ret DNS
  • DNSは決勝に不出走。
  • *マクラーレン・M29による10ポイントを含む。

脚注

  1. ^ a b 『AUTO SPORT YEAR '80/'81』 三栄書房、1981年、65頁。
  2. ^ ナイ(1989年)、287頁。
  3. ^ McLaren M30 race history”. oldracingcars.com. 2013年5月27日閲覧。
  4. ^ a b ナイ(1989年)、289頁。

参考文献

  • ダグ・ナイ:著 森岡成憲:訳 『チーム・マクラーレンの全て THE GRAND PRIX, CAN-AM AND INDY CARS by Doug Nye』 CBSソニー出版、1989年 ISBN 4-7897-0504-8

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マクラーレン・M30」の関連用語

マクラーレン・M30のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マクラーレン・M30のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマクラーレン・M30 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS