ホスゲンとは? わかりやすく解説

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ホスゲン【(ドイツ)Phosgen】

読み方:ほすげん

一酸化炭素塩素反応させて得る、刺激臭のある無色窒息性ガスポリウレタンなどの合成原料とする。毒性強く毒ガスとしても使用化学式COCl2 塩化カルボニル


ホスゲン

分子式CCl2O
その他の名称ホスゲン、二塩化炭酸、オキシ塩化炭素塩化カルボニル、クロロホルミルクロリド、Phosgene、Dichloro ketoneCarbonyl chlorideCarbon oxychloride、Carbonyl dichloride、Chloroformyl chloride、カルボニルクロライド、カルボニルクロリド、Carbonic aciddichloride、二塩化カルボニル
体系名:ジクロロメタノン、カルボニルジクロリド、ジクロロケトン、炭酸ジクロリド


ホスゲン

毒性の非常に高いガスで、化学兵器として使用されてきた。これは、致死濃度ガス吸入してもすぐには刺激がない、潜行性の毒である。(The Merck Index, 11th ed, p7304)

名前Phosgene
ホスゲン

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ホスゲン(COCl2)

ホスゲンは無色気体です。非常に毒性強く吸入により催涙呼吸困難などの急性症状呈し数時間後に肺水腫生じて死亡するといわれています。工業的にポリウレタン染料合成原料などとして使われています。

ホスゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 03:16 UTC 版)

ホスゲン (: Phosgene) とは、炭素酸素塩素化合物二塩化カルボニルなどとも呼ばれる。分子式は COCl2 で、ホルムアルデヒド水素原子2つを塩素原子で置き換えた構造を持つ。毒性の高い気体であり、毒物及び劇物取締法によって毒物に指定されている[2]1812年イギリス化学者ジョン・デービー(en)(同じく化学者であるハンフリー・デービーの弟)によって発見された[3]




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ホスゲン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 00:21 UTC 版)

オウム真理教の兵器」の記事における「ホスゲン」の解説

1990年秋より研究開始した。ホスゲンプラント計画もあった。しかし同年国土法事件熊本県警強制捜査が入るとの情報得たため、製造装置解体し中断した捜査した熊本県警は、まさか毒ガス製造装置があるとは思わず発覚することはなかった。その後1994年新実智光らが坂本弁護士一家殺害事件オウム追及していたジャーナリスト江川紹子宅に散布し江川全治2週間傷害与えた江川紹子ホスゲン襲撃事件)。

※この「ホスゲン」の解説は、「オウム真理教の兵器」の解説の一部です。
「ホスゲン」を含む「オウム真理教の兵器」の記事については、「オウム真理教の兵器」の概要を参照ください。

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