ペーパー・パラダイムとは? わかりやすく解説

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ペーパー・パラダイム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/15 01:05 UTC 版)

デスクトップ・メタファー」の記事における「ペーパー・パラダイム」の解説

「ペーパー・パラダイム」とは、ほとんどの最新コンピュータオペレーティングシステム使用されているパラダイムを指す。ペーパー・パラダイムは、通常、白い背景に黒い文字フォルダ内のファイル、および「デスクトップ」で構成されている。ペーパー・パラダイムは、ダグラス・エンゲルバートゼロックスPARCApple Computerなど、多く個人組織によって生み出されたものであり、当時一般的な職場(紙、フォルダデスクトップ)に似せてコンピュータをより使いやすくする試みであった1968年にエンゲルバートが初め一般に公開したのは、現在では「すべてのデモの母(The Mother of All Demos)」と呼ばれているものである。 ジョン・シラクサより: 1984年当時GUI見たことのないユーザー初代Macインタフェース説明する際には、必然的に以下のようなアイコン説明含まれいました:「このアイコンディスク上のファイル表しています」。しかし、多くの人が驚いたことに、ユーザーはすぐにそのような意味合い捨ててしまいました。このアイコンは私のファイルです。私のファイルはこのアイコンです。一方アイコン他方アイコン「表現」でも「インターフェース」でもありません。このような関係性はほとんどの人にとって異質なものであり、彼らが知っている現実ともっとシンプル直接的な関係性があるときには不要な精神的な荷物となっていたのです。 それ以来コンピュータ多く側面は、ファイルへの「ショートカット」、ハイパーテキスト、非空間的なファイル・ブラウジングなどの機能実装することで、ペーパー・パラダイムから離れていった。ショートカット実際ファイルではなくリダイレクトするプロキシとして機能するファイルへのリンク)とハイパーテキストには、現実世界ではこれと同等ものがない。非空間的なファイル・ブラウジングも同様に、同じフォルダを表す複数ウィンドウ同時に開くことができるので、初心者ユーザ混乱させる可能性があるが、実際に不可能である。このような現実世界同等のものからの逸脱は、純粋なペーパー・パラダイムに反するものである

※この「ペーパー・パラダイム」の解説は、「デスクトップ・メタファー」の解説の一部です。
「ペーパー・パラダイム」を含む「デスクトップ・メタファー」の記事については、「デスクトップ・メタファー」の概要を参照ください。

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